2024年

3月

19日

朝日新聞・3/19【イチ押し】連載「完食指導」を考える① 大量のご飯ノルマ 会食が不安に(くらし面) 発信者:池田 敦彦(編集局)

給食を残さず食べることを強要する「完食指導」。子どもの心に傷を残し、大人になってからも食行動に影響を及ぼすことがあります。人前で食事をすることに不安や恐怖を感じる「会食恐怖症」の人の相談にのったり、教員への講演をしたりしている山口健太さんに話を聞きました。

2024年

3月

19日

毎日新聞・3月19日付朝刊「今日のイチオシ!」  政治部長・松尾良

【プーチン大統領 圧勝5選/統治 スターリン超えへ】

 

 ロシア大統領選で現職のプーチン氏(71)が通算5選を決めました。新たな任期は6年。四半世紀にわたり君臨した独裁者スターリンを超える長期統治となり、さらにもう一度再選されれば2036年まで統治が可能です。欧米と対立し、ウクライナでの占領地拡張に野心を隠さないプーチン氏は、ロシア国内でも反政権の「芽」を排除して地位を盤石にしてきました。その思惑と今後の展望を探ります。(1面、3面、国際面)

2024年

3月

17日

朝日新聞・3/17【イチ押し】どうする?支え手不足(オピニオン面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

現役世代が2割減る「8がけ社会」の突破口はどこにあるのか。法律や予算を作る政治家の役割は、とりわけ重要です。その一方で、政治家を選ぶ私たち一人ひとりも、直面する困難に向き合わなければなりません。アンケート回答者と一緒に考えます。

2024年

3月

17日

毎日新聞・3月17日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【迫る:過労死遺族に寄り添う弁護士】

 

 「過労死」という言葉すらなかった時代から過労死や過労自殺の遺族に寄り添い続けてきた弁護士がいます。記録が残る2002年以降だけでも約500件に携わってきましたが、一般の弁護士で数十万円とされる着手金を受け取ったことがありません。依頼者がいれば、自ら会いに行きます。その理由について「お金の問題で労災申請や裁判を諦めてほしくない」と語ります。大阪・堺市の事務所にいるのは週2日程度。裁判資料が詰まったリュックが相棒の「旅する弁護士」の思いに迫りました。(1面、3面)

2024年

3月

16日

朝日新聞・3/16【イチ押し】同性婚、立ちはだかる自民 「日本の根幹変わる」保守系議員、支持離れ懸念(社会総合) 発信者:並木 昌廣(編集局)

同性婚を認めない民法などの規定を「憲法違反」とした札幌高裁判決について、自民党の保守系議員が激しく反発しています。裁判長が早急な対応を求める異例の付言をしましたが、岸田首相は慎重な姿勢を崩しません。現在、主要政党で同性婚に慎重なのは自民党のみです。

2024年

3月

19日

朝日新聞・3/19【イチ押し】連載「完食指導」を考える① 大量のご飯ノルマ 会食が不安に(くらし面) 発信者:池田 敦彦(編集局)

給食を残さず食べることを強要する「完食指導」。子どもの心に傷を残し、大人になってからも食行動に影響を及ぼすことがあります。人前で食事をすることに不安や恐怖を感じる「会食恐怖症」の人の相談にのったり、教員への講演をしたりしている山口健太さんに話を聞きました。

2024年

3月

19日

毎日新聞・3月19日付朝刊「今日のイチオシ!」  政治部長・松尾良

【プーチン大統領 圧勝5選/統治 スターリン超えへ】

 

 ロシア大統領選で現職のプーチン氏(71)が通算5選を決めました。新たな任期は6年。四半世紀にわたり君臨した独裁者スターリンを超える長期統治となり、さらにもう一度再選されれば2036年まで統治が可能です。欧米と対立し、ウクライナでの占領地拡張に野心を隠さないプーチン氏は、ロシア国内でも反政権の「芽」を排除して地位を盤石にしてきました。その思惑と今後の展望を探ります。(1面、3面、国際面)

2024年

3月

17日

朝日新聞・3/17【イチ押し】どうする?支え手不足(オピニオン面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

現役世代が2割減る「8がけ社会」の突破口はどこにあるのか。法律や予算を作る政治家の役割は、とりわけ重要です。その一方で、政治家を選ぶ私たち一人ひとりも、直面する困難に向き合わなければなりません。アンケート回答者と一緒に考えます。

2024年

3月

17日

毎日新聞・3月17日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【迫る:過労死遺族に寄り添う弁護士】

 

 「過労死」という言葉すらなかった時代から過労死や過労自殺の遺族に寄り添い続けてきた弁護士がいます。記録が残る2002年以降だけでも約500件に携わってきましたが、一般の弁護士で数十万円とされる着手金を受け取ったことがありません。依頼者がいれば、自ら会いに行きます。その理由について「お金の問題で労災申請や裁判を諦めてほしくない」と語ります。大阪・堺市の事務所にいるのは週2日程度。裁判資料が詰まったリュックが相棒の「旅する弁護士」の思いに迫りました。(1面、3面)

2024年

3月

16日

朝日新聞・3/16【イチ押し】同性婚、立ちはだかる自民 「日本の根幹変わる」保守系議員、支持離れ懸念(社会総合) 発信者:並木 昌廣(編集局)

同性婚を認めない民法などの規定を「憲法違反」とした札幌高裁判決について、自民党の保守系議員が激しく反発しています。裁判長が早急な対応を求める異例の付言をしましたが、岸田首相は慎重な姿勢を崩しません。現在、主要政党で同性婚に慎重なのは自民党のみです。

2024年

3月

19日

朝日新聞・3/19【イチ押し】連載「完食指導」を考える① 大量のご飯ノルマ 会食が不安に(くらし面) 発信者:池田 敦彦(編集局)

給食を残さず食べることを強要する「完食指導」。子どもの心に傷を残し、大人になってからも食行動に影響を及ぼすことがあります。人前で食事をすることに不安や恐怖を感じる「会食恐怖症」の人の相談にのったり、教員への講演をしたりしている山口健太さんに話を聞きました。

2024年

3月

19日

毎日新聞・3月19日付朝刊「今日のイチオシ!」  政治部長・松尾良

【プーチン大統領 圧勝5選/統治 スターリン超えへ】

 

 ロシア大統領選で現職のプーチン氏(71)が通算5選を決めました。新たな任期は6年。四半世紀にわたり君臨した独裁者スターリンを超える長期統治となり、さらにもう一度再選されれば2036年まで統治が可能です。欧米と対立し、ウクライナでの占領地拡張に野心を隠さないプーチン氏は、ロシア国内でも反政権の「芽」を排除して地位を盤石にしてきました。その思惑と今後の展望を探ります。(1面、3面、国際面)

2024年

3月

17日

朝日新聞・3/17【イチ押し】どうする?支え手不足(オピニオン面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

現役世代が2割減る「8がけ社会」の突破口はどこにあるのか。法律や予算を作る政治家の役割は、とりわけ重要です。その一方で、政治家を選ぶ私たち一人ひとりも、直面する困難に向き合わなければなりません。アンケート回答者と一緒に考えます。

2024年

3月

17日

毎日新聞・3月17日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【迫る:過労死遺族に寄り添う弁護士】

 

 「過労死」という言葉すらなかった時代から過労死や過労自殺の遺族に寄り添い続けてきた弁護士がいます。記録が残る2002年以降だけでも約500件に携わってきましたが、一般の弁護士で数十万円とされる着手金を受け取ったことがありません。依頼者がいれば、自ら会いに行きます。その理由について「お金の問題で労災申請や裁判を諦めてほしくない」と語ります。大阪・堺市の事務所にいるのは週2日程度。裁判資料が詰まったリュックが相棒の「旅する弁護士」の思いに迫りました。(1面、3面)

2024年

3月

16日

朝日新聞・3/16【イチ押し】同性婚、立ちはだかる自民 「日本の根幹変わる」保守系議員、支持離れ懸念(社会総合) 発信者:並木 昌廣(編集局)

同性婚を認めない民法などの規定を「憲法違反」とした札幌高裁判決について、自民党の保守系議員が激しく反発しています。裁判長が早急な対応を求める異例の付言をしましたが、岸田首相は慎重な姿勢を崩しません。現在、主要政党で同性婚に慎重なのは自民党のみです。

2024年

3月

16日

毎日新聞・3月16日付朝刊 「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 鮎川耕史

【公立高共学化 揺れて埼玉】全国の公立高校で男女別学を共学にする動きが広がるなか、埼玉県では12の県立高校が別学を継続しています。その埼玉で、県の男女共同参画苦情処理委員が「共学化の早期実現を求める」勧告を出しました。勧告を受けた県教委の回答期限は今年8月。別学の伝統校に波紋が広がっています。(1面、3面)

2024年

3月

15日

朝日新聞・3/15【イチ押し】「職員同士が結婚なら退職勧奨」に物議 福井・池田町(社会面) 発信者:林 尚行(編集局)

町職員同士が結婚した場合、どちらかに退職を求める内規があるという福井県池田町。町議会で議員から撤廃を求めれたものの、町は継続する意向を示したそうです。これまで数組に退職勧奨を行い、応じたケースではいずれも女性職員が役所を去ったといいます。どうしてこんな内規があるのか。町の説明はどんなものなのでしょうか。

2024年

3月

15日

毎日新聞・3月15日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【同性婚否定 高裁も「違憲」/「婚姻の自由反する」/札幌訴訟】同性同士の婚姻を認めていない現行制度について札幌高裁は、婚姻の自由を定めた憲法241項などに反しており違憲だと判断しました。「婚姻の自由」の規定に反するとした判断は初めてです。実名で裁判をたたかってきた中谷衣里さん(32)は、同性と付き合っていたのに「将来結婚できない」「未来がみえない」と別れを余儀なくされた女子高生に、苦しみを打ち明けられたことがあります。判決を「若い世代にとってポジティブなものになる」と受け止め、「あとは国会」と法改正を訴えました。(一面、三面、社会面)

2024年

3月

14日

朝日新聞・3/14【イチ押し】「『ストロング系』から『低アル』へ」(経済面) 発信者:大髙 敦(編集局)

1日に飲む酒量が一定量を超えると、がんや脳卒中になるリスクが高まる――。厚生労働省がそんな指針をまとめました。お酒を飲まないライフスタイルの広がりもあり、ビール各社はアルコール度数の高い缶チューハイを減らしたり、度数の低い商品を積極的に売り出したりしています。

2024年

3月

14日

毎日新聞・3月14日付朝刊「今日のイチオシ!」 くらし科学環境部長 清水健二

【春闘集中回答日 大手賃上げ、高水準相次ぐ】2024年春闘は13日、主要企業の集中回答日を迎え、自動車や鉄鋼、電機など主要産業で労働組合の要求への満額回答が相次ぎました。大企業では約30年ぶりの高水準だった前年を上回る4%超の賃上げが実現する見通しで、デフレ脱却に向け、今後はこれが中小企業に波及するかが焦点になります。

 

 一方、日銀は、賃上げによって大規模金融緩和政策を変更する材料が整ったとして、来週開く金融政策決定会合でマイナス金利を解除する公算が大きくなりました。40代以下の世代には実感がない「金利のある世界」が、いよいよ到来しそうです。

2024年

3月

13日

朝日新聞・3/13【イチ押し】連載「死のジャングル ダリエン地峡」可能性が1%でも米を目指す移民(国際面) 発信者:稲田 信司(編集局)

「死のジャングル」と呼ばれるダリエン地峡には、南米だけでなく世界中から移民が集まっています。米国を目指して北上する移民は記録的なペースで増えています。アメリカ大統領選をひかえ、移民問題が再び争点として浮上するなか、記者が現地から3回にわたって報告します。

2024年

3月

13日

毎日新聞・3/13今日のイチオシ!【工藤会トップ 死刑破棄】編集編成局次長兼外信部長 古本陽荘

殺人罪や組織犯罪処罰法違反などに問われた特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)トップの野村悟被告(77)の控訴審判決で、福岡高裁は死刑とした1審・福岡地裁判決を破棄して、無期懲役を言い渡しました。殺人罪に問われた元漁協組合長の射殺事件は無罪としました。高裁と1審の判断を分けたのは「推認」に関する見解の違いでした。(1、2、社会面)

2024年

3月

12日

朝日新聞・3/12【イチ押し】150年ぶり 帰還困難の「領地」へ/「殿、ご帰還」再起の福島(経済総合面) 発信者:小澤 香(編集局)

福島県相馬市には江戸時代まで城があり、旧奥州中村藩(相馬藩)の殿様がいました。かつての領地では2011年に東電福島第一原発事故が起き、国の避難指示が出されました。昨年8月、避難指示が解除された旧藩領の浪江町に「殿」が戻ってきました。旧藩主家第34代の相馬行胤氏が復興を支えたいと、住民票を移したのです。廃藩置県以来の殿のご帰還は町を元気づけられるか。活動の様子を伝えます。

2024年

3月

12日

毎日新聞・3月12日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 中田卓二

【アカデミー賞 邦画2作品】第96回アカデミー賞の授賞式が日本時間の11日、米ロサンゼルスで行われ、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション映画賞、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を受賞しました。2作とも「日本的」な映画作りを追求し、物量に勝るハリウッドの牙城を崩しての快挙です。授賞式で山崎監督は「ハリウッドの外で頑張っている作り手にもチャンスがある証」と英語でスピーチ。宮崎監督は出席しませんでしたが、「スタジオジブリ」の鈴木敏夫プロデューサーは同社スタジオで記者会見し、宮崎監督が「よかったです」と話していたことを明かしました。(1面、総合・社会面)

2024年

3月

11日

朝日新聞・3/11【イチ押し】「奇跡の救出」僕には失敗だった(社会面) 発信者:福間 大介(編集局)

東日本大震災から11日で13年になります。当時、津波に巻き込まれたにもかかわらず、がれきのなかから発災9日後に救出された高校生がいました。「奇跡の救出」と報じられ、大きな話題になりましたが、大騒ぎのなかで、本人は複雑な気持ちを抱えていたといいます。その高校生が大人になり、いま語り部として伝えたいこととは。

2024年

3月

11日

毎日新聞・3/11▽今日のイチオシ! 【東日本大震災13年/2・9万人今も避難】東京学芸部長・坂本高志

戦後最悪の自然災害となった東日本大震災は11日、発生から13年を迎えます。関連死を含む死者・行方不明者は2万2222人。東京電力福島第1原発事故により、福島県7市町村に帰還困難区域が約310平方キロあり、避難者は2月1日現在、2万9328人います。今年も被災地では、犠牲者の鎮魂や復興を祈る動きが続いています。(1面、社会面)

2024年

3月

10日

毎日新聞・3月10日付朝刊「今日のイチオシ!」 コンテンツ編成センター長・猪飼順

【オスプレイ運用停止解除 米軍内部の事情とは】

 鹿児島県・屋久島沖で昨年起きた輸送機オスプレイの墜落事故を受けて、米軍が世界各地で続けていた運用停止措置を解除した。米軍の調査では根本的な原因はまだ解明できていない中、解除に踏み切った軍内部の事情とは。(4面)

2024年

3月

10日

朝日新聞・3/10【イチ押し】李禹煥(リウファン)さんが語る坂本龍一さん(リライフ面) 発信者:春日 芳晃(編集局)

坂本龍一さんが晩年に「先生」と呼んだ人がいます。最後の音楽アルバム「12」のジャケットの絵も描いた韓国出身の美術家、李禹煥(リウファン)さんです。芸術家として坂本さんが到達した境地についてどう考えるのか、李さんに尋ねました。

2024年

3月

09日

朝日新聞・3/9【イチ押し】共同親権、既に離婚でも対象 改正案提出、裁判所判断で変更(1面、3面) 発信者:並木 昌廣(編集局)

離婚後も父母双方が子どもの親権を持つ「共同親権」。その導入を柱とした民法などの改正案が、国会に提出されました。成立すれば、法施行前に離婚した夫婦も、共同親権が選べるようになります。ただ、導入には慎重な声もあります。どんな課題があるのでしょうか。

2024年

3月

09日

毎日新聞・3月9日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【鳥山明さん死去/取材で明かしたアラレちゃん誕生秘話】

 

 「漫画」を世界の「MANGA」へと押し上げた鳥山明さんの訃報が世界を駆け巡りました。Dr.スランプ、ドラゴンボール、ドラゴンクエスト――。作品は世代や国境を越えて愛されました。生前、公の場に出ることはほぼありませんでしたが、その飾らない人柄で、漫画家仲間からも慕われていました。紙面では、世界中の人々を楽しませた希代の創作者の人となりに迫るとともに、国内外から寄せられた惜しむ声を紹介しています。(1面、社会面)

2024年

3月

08日

朝日新聞・3/8【イチ押し】ことばが変える 女性と社会(特設面 18~19ページ) 発信者:小澤 香(編集局)

嫌なことをされた時にとっさに出る言葉は何ですか。「やめろ!」それとも「やめて」? 言葉のプロに話を聞くと、日本語の女性の言葉には、言いたいことが全部伝わらないリミッター(制約)があるようです。もっと自由になるために、言葉遣いについて考えてみませんか。

2024年

3月

08日

毎日新聞・3月8日付朝刊「今日のイチオシ!」編集編成局次長兼外信部長 古本陽荘

【運転女性 負傷率1・45倍】自動車事故の際、女性は男性よりも1・45倍けがをしやすいことが毎日新聞の分析で明らかになりました。開発段階で実施されている安全性能実験の方法に問題がある可能性が浮き彫りになりました。(1、3面)

 

〈3月8日は国際女性デーです〉

2024年

3月

07日

朝日新聞・3/7【スクープ】宮沢喜一日録 金丸氏逮捕 4日前から報告(1,3面) 発信者:稲田 信司(編集局)

宮沢喜一氏が首相在任中の1993年3月、自民党の金丸信・前副総裁を脱税容疑で捜査する方針について、逮捕の4日前から後藤田正晴法相の報告を受けていたことが、宮沢氏の行動記録(日録)の自筆メモで判明しました。報告を受けた宮沢氏が、93年度予算案の衆院通過を急ぐよう党側に指示したとみられる記述もありました。

2024年

3月

07日

毎日新聞・3月7日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【「面倒」姿消した男性/赤ん坊死体遺棄 女性だけ罪問われ】「自分がしっかりしていなかった」。出産した赤ん坊の遺体を隠したとして罪に問われている女性(28)は、そう悔います。「面倒なことになったと思った」。赤ん坊の父親とされる男性は、そう振り返ったと言います。父親は妊娠が分かると「本当に俺の子なのか」と疑い、中絶費用の「金なんか払わないよ」と言って姿を消したといいます。自殺まで考えたという女性との格差――

 

こども家庭庁の統計によると、2022年までの10年間に虐待で死亡した生後0日の赤ん坊は176人にのぼり、母親の165人が虐待の加害者とされた一方で、年齢を把握できた父親は43人にとどまります。8日の国際女性デーへ向けて、妊娠、出産への負担が女性に大きく偏る社会の現状を問います。(一面、社会面)

2024年

3月

06日

朝日新聞・3/6【イチ押し】コロナ公費支援、月内で終了(3面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

新型コロナウイルスの治療への公費支援が3月末で終了します。4月からは通常の医療体制に移行し、他の病気と同じように原則1~3割の窓口負担となります。3割負担の人の場合、主に入院患者向けの点滴薬レムデシビルが1回の治療で約5万6千円となるなど、自己負担額が大きくなります。

2024年

3月

06日

朝日新聞・3/6【スクープ】教団推薦確認書に盛山氏の署名(社会面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

盛山正仁文部科学相が旧統一教会側の推薦確認書に署名したとされる問題で、朝日新聞は「盛山正仁」の署名がある確認書の写真を入手しました。盛山氏が2022年3月に教団友好団体の会合に参加した際に撮影されたという映像も関係者から入手しました。

2024年

3月

06日

毎日新聞・3月6日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル編集本部次長・草野和彦

【中国全人代開幕/強気の成長率「5%」】中国の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)が5日に開幕し、2024年の経済成長率目標は「5%前後」と発表されました。発表した李強首相自身が「目標を達成するのは容易ではない」と認めるハードルの高さです。長期化する不動産不況などの影響で景気回復が力強さを欠く中、なぜ強気の目標が設定されたのでしょうか。背景を探りました。(1面と2面)

2024年

3月

05日

朝日新聞・3/5【イチ押し】子と過ごす時間、「質」を大事に 慶大教授・中室牧子さんに聞く(くらし面) 発信者:池田 敦彦(編集局)

近年、教育経済学の分野では、親の「時間投資」に関する研究が進んでいます。親が幼少期の子どもに対してどのように時間を使ったか、またその子どもがどうなったかを調べるものです。慶応大学の中室牧子教授(教育経済学)に、親が心がけるべきことなどを聞くと、子どもと質の高い時間を過ごすことの大切さが浮かんできました。具体的には、どういうことなのでしょうか。

2024年

3月

05日

毎日新聞・3月5日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【特定技能 5年で82万人/労働力依存強く】人手不足の産業で外国人労働者を受け入れる在留資格「特定技能」を巡り、政府が2024年度から5年間で最大82万人を受け入れる見通しだと試算していることが分かりました。19年の制度導入時に設定した5年間の受け入れ見込み人数の2倍以上の想定です。特定技能を含む外国人労働者は23年10月時点で初めて200万人を突破しており、依存する傾向はさらに強まりそうです。特定技能で期限なく働き続ける対象を政府は広げており、受け入れ企業には日本語研修や教育訓練の実施が求められ、労働者の配偶者や子どもへの生活支援も社会的な課題になりそうです。(一面)

2024年

3月

04日

朝日新聞・3/4【イチオシ】「。」は冷たい? 句点に感情深読み(文化面) 発信者:友野 賀世(編集局)

たとえば「○○しておいて!」と「○○しておいて。」の文章。文末が「!」の前者だと期待をかけられていると感じるけれど、「。」の後者だと冷たく突き放されているように感じるーー。LINEなどのチャット(会話型)ツールの文面で、文末の句点には圧力があるとする「マルハラスメント」の言葉が若い世代の間で生まれています。なぜなのでしょう。識者に聞きました。

2024年

3月

04日

毎日新聞・3月4日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル報道部長 佐藤敬一

【保育所利用・議会傍聴 精神障害理由に制限333件】全国の自治体や公的機関が策定した条例や規則に、精神障害を理由に会議の傍聴などを制限する条項が少なくとも333件存在していることが市民団体の調査で判明しました。障害を理由とした不当な差別的取り扱いは障害者差別解消法が禁じていて、市民団体の指摘を機に多くの自治体が削除に動いています。専門家は「基本的人権の侵害で、条項の存在は『うっかりしていた』では済まない」と指摘します。(1面、社会面)

2024年

3月

03日

朝日新聞・3/3【イチ押し】どうする? 支え手不足〈1〉若い世代(フォーラム面) 発信者:小澤 香(編集局)

社会を支える現役世代が2040年には今の8割になり、生活を支える様々な業種で人手不足が深刻になります。そういう「8がけ」社会をどう生きていくか、大学生5人と記者が話し合いました。「自分にしかできないことを見つけて楽しむ」「逆に自分の代わりがいると思えば働き手も気楽になれる」。重たそうな未来の課題を前に、軽やかに率直に自分の見方やこれからの社会の可能性について語ってくれました。20歳と21歳の生きたメッセージをご紹介します。

2024年

3月

03日

毎日新聞・3月3日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 中田卓二

【与野党特別委設置で合意 予算案衆院通過】異例の土曜国会で2024年度予算案が衆院を通過し、年度内成立が確定しました。採決に伴い、与野党は衆院に政治改革特別委員会(仮称)を設けることで合意。実態解明が進まない自民党派閥の裏金事件について4月以降、引き続き特別委で審議する見通しです。特別委では政治資金規正法の改正も重要なテーマになり、再発防止に向けた自民党の本気度が問われます。(4面)

2024年

3月

02日

朝日新聞・3/2【イチ押し】「ビキニ水爆実験70年 語り継ぐ」(3面) 発信者:大髙 敦(編集局)

1954年3月1日、太平洋中部にあるマーシャル諸島のビキニ環礁で、米国が行った水爆実験により、島民や日本漁船が「死の灰」を浴びました。日本の漁船「第五福竜丸」の無線長は40歳で亡くなり、「原水爆の犠牲者はわたしを最後にしてほしい」という「遺言」を残したといいます。ロシアがウクライナ侵攻をめぐって核使用をちらつかせるなど、核の脅威が高まるなか、当時の体験を語り継ぐ試みが、国内外で続いています。

2024年

3月

02日

毎日新聞・3月2日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル編集本部次長・草野和彦

【能登へ 3・11から】2011年3月11日の東日本大震災から間もなく13年を迎えます。津波の被災地では震災後の人口減少が止まりませんでした。1日で発生から2カ月となった能登半島地震の被災地ではより人口減少と高齢化が進む地域です。能登の復興に向け、東日本大震災の教訓としてどのようなことが伝えられるのでしょうか。記者たちが現場を歩いて考えるシリーズがスタートしました。(1面と3面)

2024年

3月

01日

朝日新聞・3/1【イチ押し】連載「企業献金の深層①」後援会費 実は自民支部への「寄付」(経済総合面) 発信者:福間 大介(編集局)

自民党の裏金問題に端を発した「政治とカネ」の問題。いったい政治家にお金を献金している企業は、何を狙って献金しているのか。今回の一連の裏金問題をどう受け止めているのか。朝日新聞では、自民党支部に献金する全国の企業を対象に大規模なアンケートを行い、250社以上が回答しました。その結果や回答を寄せてくれた企業への直接取材をもとに、企業献金の内実に迫る連載シリーズをスタートさせました。

2024年

3月

01日

毎日新聞・3月1日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 鮎川耕史

自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り衆院の政治倫理審査会が開かれ、岸田文雄首相が現職首相として初めて出席しました。関係議員に対する聞き取り調査の結果をなぞる場面が多く、裏金づくりがいつ、どのような経緯で始まったのかの解明は進みませんでした。信頼回復の意思が感じられないと批判の声が上がっています。(1面、3面、社会面)

2024年

2月

29日

朝日新聞・2/29【イチ押し】韓国 出生率0.72(1面、3面、国際面) 発信者:西山 公隆(編集局)

韓国の2023年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む見込みの子どもの数)が0・72(暫定値)となりました。前年の0・78をさらに下回り、同様に少子化に直面する日本(22年に1・26)と比べてもかなり低い水準です。世界的にも異例の「超少子化」が続いていますが、その背景や課題、日本との共通項について深掘りします。

2024年

2月

29日

朝日新聞・2/29【イチ押し】キッシンジャー外交 意義と限界(文化面) 発信者:西山 公隆(編集局)

ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官が昨年、100歳で亡くなりました。厳しい批判もありますが、キッシンジャーの外交が世界に変化をもたらしたことは否定できません。国際秩序がますます動揺している今、その業績からキッシンジャー外交の意義と限界を考えます。

2024年

2月

29日

毎日新聞・2月29日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【政治倫理審査会、全面公開で開催へ】

 岸田文雄首相は28日、自ら衆院政治倫理審査会に公開で出席すると表明し、「公開」に後ろ向きだった自民党安倍派幹部らも追随せざるを得なくなりました。29日は首相と二階派事務局長の武田良太元総務相、3月1日に安倍派の事務総長を務めた西村康稔前経済産業相ら4人が出席します。

 

 政治不信の高まりへの首相の危機感や安倍派幹部へのいらだちが「奇策」につながった格好ですが、独断専行が党内対立の新たな火種になるとの見方も。質疑に内容が伴わなければ、かえって批判を集める可能性もあり、首相にとっては正念場になりそうです。紙面では野党の反応も含めて深掘りしています。(1、3面)

2024年

2月

28日

朝日新聞・2/28【イチ押し】国連の存在意義とは(オピニオン面) 発信者:春日 芳晃(編集局)

第2次大戦後の国際社会の枠組みとなった国連が、いま大きく揺らいでいます。ロシアによるウクライナ侵略や、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に対し、なんら歯止めをかけることができないからです。官僚主義だとの批判もあります。国連の存在意義は何か。国際法学者、国際関係論学者、国際公務員の3人に聞きました。

2024年

2月

28日

毎日新聞・2月28日付朝刊「今日のイチオシ!」編集編成局次長兼外信部長 古本陽荘

【政倫審きょうの開催見送り】自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて、28日に行われるとみられていた衆院政治倫理審査会(政倫審)は一転して、開催が見送られることになりました。政倫審を公開とするか、非公開とするかで与野党の協議が難航し、暗礁に乗り上げました。来年度予算案の審議日程にも影響が出てきています。(1面、総合面)

2024年

2月

27日

朝日新聞・2/27【イチ押し】坂本龍一が遺したもの(くらし面) 発信者:友野 賀世(編集局)

「火の鳥」の生命観や命のありようが、とても好きですね――。生前、坂本龍一さんは手塚治虫さんの作品について、こう語っていたそうです。ふたりの共通点は何か。手塚さんの長女で坂本さんと親交のあった手塚るみ子さんに聞きました。

2024年

2月

27日

毎日新聞・2月27日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル編集本部次長・草野和彦

【ダブルケア/苦悩の育児中 母倒れ】子育てと介護が重なる状況を指すダブルケア。「その日」は突然訪れます。当事者たちの声からダブルケアの現実を描く新連載がスタートしました。初回は40歳の女性の話です。夫は仕事優先の人で、発達障害の一人娘の世話のため連日の不眠とストレスで疲弊。そんな「暗黒時代」に、育児を手伝ってくれていた母が脳出血で倒れ、寝たきりになってしまいました。母の介護にも負われて「逃げ場」がなくなり、「私はかごの中の鳥みたい」という女性。何に救いを見いだそうとしているのでしょうか。(1面と社会面)

2024年

2月

26日

毎日新聞・2月26日付朝刊「今日のイチオシ!」 くらし科学環境部長 清水健二

【トランプ氏が5連勝、米大統領選の共和党候補指名に前進】11月の米大統領選に向けた共和党の候補指名争いは、南部サウスカロライナ州予備選でドナルド・トランプ前大統領(77)が勝利しました。これで5戦全勝。唯一残るライバルのニッキー・ヘイリー元国連大使(52)の地元で勝利したことで、党候補指名に向けてさらに前進しました。11月の本選で民主党のジョー・バイデン大統領(81)と再び対決する公算が大きくなっています。

 トランプ陣営は「党候補レースは既に決着した」との姿勢を強調しますが、無党派層や党穏健派への浸透という弱点は残ったままです。3月から順次始まる四つの刑事裁判の行方、それに投じる資金確保も不安要素です。深掘り記事では、追い込まれたヘイリー氏の去就や、トランプ氏批判を強めるバイデン大統領側の戦略なども展望しました。(一、三、国際面)

 

2024年

2月

26日

朝日新聞・2/26【イチ押し】介護士養成 膨らむ留学生(2社面) 発信者:小澤 香(編集局)

介護人材を育成する短大や専門学校で、外国人留学生の受け入れが急速に広がっています。留学生を念頭に男子を迎え入れ、共学化に乗り出す女子短大もあるそうです。18歳人口は減り続ける一方で、介護人材は今後ますます必要とされていきます。留学生と日本の学生たちはどのように学び、各学校はどのように変化に対応しているのか、お伝えします。

2024年

2月

25日

スポニチ紙面情報・2/25 アルビ快幕2発

アルビ、スポニチの「てっぺん」来ました!

鳥栖を2-1で下し、2024開幕戦を逆転勝ちで飾り、堂々のスポニチ1面です⚽

 

お求めは最寄りのコンビニ等で📰

※2/25付・スポニチ新潟版より

 

 

 

 

2024年

2月

25日

毎日新聞・2月25日朝刊「今日のイチオシ!」 地方部長 坂巻士朗

【♪被災地に音楽を 「心の栄養」届けた300回】 多くの命が奪われた地で、故郷を失った人々を前に、「音楽」に何ができるのでしょうか。日本フィルハーモニー交響楽団は、東日本大震災の発生後まもないころから、被災地で演奏を続けてきました。「売名行為じゃないか」。時には批判を受け、悩みながらも音楽を届け続けた理由とは。連載でリポートします。(社会面)

2024年

2月

25日

朝日新聞・2/25【イチ押し】「陰る『自己責任論』希望と危惧」(文化面) 発信者:大髙 敦(編集局)

最近よく耳にする「コスパ」や「ハック」といった言葉。広まった背景には、近年の日本社会を包んでいた「自己責任論」の衰退があるのではないか――。文筆家の綿野恵太さんはインタビューでこのように語ります。自己責任論に苦しむ人にとっては良いようで、社会としては危ぶまれる状況だとも……。いったい、どういうことなのでしょう。

2024年

2月

25日

朝日新聞・2/25【スクープ】「宮沢元首相『日録』克明40年/計185冊 戦後政治・権力闘争記す」(1、2、4面) 発信者:大髙 敦(編集局)

宮沢喜一元首相の40年間におよぶ詳細な政治行動記録が見つかりました。佐藤栄作内閣の経済企画庁長官だった1966年から死去前年の2006年まで、大学ノート185冊に、宮沢氏自身と戦後日本の歩みが刻まれた「第1級の史料」です。この日録を手がかりに、戦後政治の軌跡をたどっていきます。

2024年

2月

24日

朝日新聞・2/24【イチ押し】空襲警報 やまぬウクライナ(6面) 発信者:稲田 信司(編集局)

ウクライナ侵攻から24日で2年。ロシアは激しい空爆を続け、多くの命を奪いました。空襲下で暮らす人々は恐怖におびえつつも、警報が鳴り響く日常を生き抜いています。日々の警報の発令状況のデータをグラフィックで可視化すると、「非日常」が日常化している現実が浮かび上がってきました。

2024年

2月

24日

毎日新聞・今日のイチオシ!2月24日【侵攻2年見えぬ出口 ウクライナ1000万人家追われ】東京学芸部長・坂本高志

ロシアによるウクライナ全面侵攻は24日で開始から2年。犠牲は増加の一途をたどり、家を追われた人々も1000万人を超えます。ロシアは2022年9月、侵略を始めたウクライナ東・南部4州の併合を宣言。これに対し、ウクライナのゼレンスキー政権は23年6月に奪還を目指して反転攻勢を開始しましたが、目立つ戦果を上げられていません。それでも、ウクライナの世論の多数は徹底抗戦の意思を維持しており、戦争の出口は見えていません。(1~4面、社会面)

2024年

2月

23日

毎日新聞・2月23日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 鮎川耕史

【東証 史上最高値】22日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)の終値が3909868銭で、バブル経済期の19891229日につけた終値(3891587銭)を上回り史上最高値を更新しました。世界的に株価が上昇するなか、出遅れていた日本株にも投資機会を見いだす動きが広がっているとみられます。一方で「失われた30年」と呼ばれる停滞期に欧米や新興国市場が大きく成長しており、東京市場の存在感は低下しているとの指摘もあります。(1面、3面)

2024年

2月

23日

朝日新聞・2/23【イチ押し】東証史上最高値 終値3万9098円、バブル超え(1面、2面、経済面、社説、社会面) 発信者:並木 昌廣(編集局)

22日の東京株式市場で、日経平均株価が約34年ぶりに史上最高値を更新しました。この株高は、日本経済が「失われた30年」を脱する契機になるのでしょうか。株高の理由や今後の見通し、バブル経済期との違いなどを多角的に読み解きます。

2024年

2月

22日

朝日新聞・2/22【スクープ】パレスチナ自治政府・アッバス議長に単独インタビュー 発信者:阿久津 篤史(編集局)

パレスチナ自治政府のトップを務めるマフムード・アッバス議長(88)が、朝日新聞との単独会見に応じました。イスラエル軍の侵攻が続くパレスチナ自治区ガザの戦後統治について、新たな「実務型政府」を組織して自治政府が関与する意思を明確にしました。米国やアラブ諸国と連携して、イスラエルとの包括的な和平計画の策定を進めていることも明かし、計画の実行に向けた国際会議の開催を提唱しました。

2024年

2月

22日

朝日新聞・2/22【イチ押し】地震保険加入 地域でばらつき(経済面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

能登半島地震をきっかけに、地震保険が再び注目されています。政府と損害保険会社が共同で運営し、損保に利益がない公共性の高い保険で、保険料はどの損保でも同じ。ただ、加入率は地域ごとにばらつきが大きく、加入率のさらなる引き上げが課題になっています。

2024年

2月

22日

毎日新聞・2月22日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル編成部長 佐々木洋

【裏金 料亭に香典に/相次ぐ収支訂正】自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、安倍派と二階派に所属していた議員らが収支報告書を相次いで訂正しています。訂正内容からは、派閥からキックバックされた資金が高級料亭での会食費や香典、書籍代など、さまざまな用途に使われていた実態が浮かび上がってきました。ただし、使途の詳細を明らかにしていない議員も多く、専門家は資金の流れなどを確認する第三者の監査機関の必要性を指摘しています。(社会面)

2024年

2月

21日

朝日新聞・2/21【イチ押し】大人に照準、「鬼太郎誕生」ヒット 興行収入27億円(文化面) 発信者:池田 敦彦(編集局)

アニメ映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が興行収入約27億円のヒットになっています。個性豊かな妖怪たちが活躍する物語は、テレビアニメの放送開始から56年が経ち、知名度は抜群。ただ今回は幅広い層を狙うヒットの方程式に従わなかったことが、逆に観客の関心を刺激したようです。

2024年

2月

21日

毎日新聞・2月21日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【4歳次女 愛情注がれず/両親逮捕から1週間】「かわいく思えない」「憎たらしい」――。「いなければよかったね」。東京都台東区の自宅で昨年春に死亡した当時4歳の女児の父母は、女児についてLINEでこんなやり取りをしていたといいます。向精神薬や不凍液を女児に摂取させて殺害したとみられている2人について、行政もネグレクトや虐待の兆候を把握していたにもかかわらず、幼い命を守ることはできませんでした。捜査関係者などへの取材からは、親から十分な愛情を注がれなかった女児の姿が浮かんできます。行政が打つ手はなかったのでしょうか。(社会面)

2024年

2月

20日

朝日新聞・2/20【イチ押し】津波 複雑な海底地形が影響 能登地震(科学面) 発信者:福間 大介(編集局)

能登半島地震では、東日本大震災以来となる大津波警報が出され、広範囲にわたって津波の被害がありました。その特徴やメカニズムが、専門家の調査によって少しずつ明らかになってきました。複雑な海底の地形が様々な形で影響したようですが、それだけでは説明できない部分もあるようです。そこには、今後予想されている南海トラフ地震などへの教訓も含まれています。最新の研究結果をリポートしています。

2024年

2月

20日

朝日新聞・2/20【スクープ】盛山氏側に教団系機関誌 地元事務所へ 毎月無料 先月も(1面、社会面) 発信者:福間 大介(編集局)

旧統一教会の友好団体が盛山文科相の地元事務所あてに、教団系の機関誌を毎月無料で発送していることが関係者への取材で分かりました。受け取りを拒否する議員もいるなかで、団体側にはそうした連絡はいまだにないということで、先月も送られていました。国会で教団側との接点が問題になるなか、盛山氏は教団側と「関係を断っている」と強調してきたが、何も確認しないでそう説明してきたのでしょうか。事務所に尋ねましたが、「朝日新聞の取材には答えない」としています。いったいどういうことなのか。20日午前にも予定されている記者会見などでどう説明するのか注目されます。

2024年

2月

20日

毎日新聞・2月20日付朝刊「今日のイチオシ!」 政治部長・松尾良

【春風の記憶 あの宣誓/感謝と全力 被災地に光】

 

2011年3月の東日本大震災直後に開幕した高校野球・春のセンバツで選手宣誓した創志学園(岡山)の当時の主将に迫りました。「私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。がんばろう、日本」。人前で目立つのが苦手だった主将が、深刻な被災地の様子を見るうちに強まった思いを宣誓に込め、大反響を呼びました。能登半島地震からの復旧が続く中、3月にセンバツを迎える今年の球児たちにもエールを送っています。(社会面)

2024年

2月

19日

朝日新聞・2/19【イチ押し】「ウクライナ 4人に1人国内外避難 日本定住希望が急増」(1面、2面) 発信者:西山 公隆(編集局)

ロシアによるウクライナ侵攻から24日で2年。2月18日時点で約648万人が国外に逃れています。こうした中、ウクライナから日本に避難している人で日本での定住を望む人が、この1年で急増したことが、日本財団が定期的に実施しているアンケートからわかりました。戦争が長期化し、多くの人が帰国をあきらめたとみられています。

2024年

2月

19日

朝日新聞・2/19【イチ押し】「辞める裁判官 働き方に疑問 判事補 約2割欠員続く(くらし面) 発信者:西山 公隆(編集局)

難関の司法試験を合格した人の中でも、成績優秀者がなるとされる裁判官。新人はまず「判事補」という裁判官になり、原則年経験を積むと「判事」として1人で裁判をすることが認められます。なのに、裁判官の入り口ともいえる、この「判事補」が減り、定員を減らしているのに常に2割前後の欠員が続いています。何が起きているのでしょうか。詳報します。

2024年

2月

19日

毎日新聞・2月19日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 鮎川耕史

毎日新聞は1718日の両日、全国世論調査を実施。岸田文雄内閣の支持率は12728日実施の前回調査から7ポイント下落し14%でした。不支持率は前回から10ポイント上昇し82%。毎日新聞が内閣支持率の調査を始めた19477月以降で最高となりました。政治資金規正法違反事件に発展した自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題。実態解明にはほど遠い政権の対応が支持率下落の背景にあるようです。(1面、2面)

2024年

2月

18日

朝日新聞・2/18【イチ押し】放送大学40年 時代先取りの学び(教育面) 発信者:稲田 信司(編集局)

学びたい人が、いつでも、どこでも学べる大学を。そんな理念で始まった放送大学が今年度、創立40年を迎えました。学びのセーフティーネットだけでなく、オンライン授業やリスキリング(学び直し)など、多くの大学が近年力を入れようとしていることに、早くから取り組んできました。数ある大学の中で放送大学が果たす役割とは何でしょうか。

2024年

2月

18日

毎日新聞・2月18日付朝刊「今日のイチオシ!」 コンテンツ編成センター長・猪飼順

【ナワリヌイ氏死亡 ロシア各地で追悼 230人拘束】

 ロシアの反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏が16日に収監先の北部ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で死亡したことを受け、ロシア各地では追悼の動きが広がりました。プーチン政権は3月中旬に控える大統領選を見据え、反発を抑え込む構えです。

 これまでもプーチン政権に対抗してきた少なからぬ政治家や活動家が命を落としてきましたが、ナワリヌイ氏の死は衝撃を持って受け止められている模様です。16日だけでも、首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなどの都市で追悼集会が開かれ、参加者が政治弾圧の犠牲者を追悼する記念碑に花を手向けるなどして、ナワリヌイ氏の死を悼みました。ロシア人権団体「OVDインフォ」は17日、ナワリヌイ氏の追悼に集まった人たちが21都市で計231人拘束されたと公表しています。

 

 ロシア国内や各国の反応のほか、前モスクワ支局長によるナワリヌイ氏の評伝も掲載しています。(2面、国際面)

2024年

2月

17日

朝日新聞・2/17【イチ押し】回す? 回さない? 岐路に立つ回転ずしチェーン(経済・総合面) 発信者:並木 昌廣(編集局)

日本で生まれ、食文化としてすっかり定着した「回転ずし」が岐路に立っています。すしが回転レーンで客席を回る仕組みをやめる店舗も出てきました。コロナ禍や想定外のトラブルに端を発した変化の波に、回転ずしチェーンはどう向き合っているのでしょうか。

2024年

2月

17日

高柳ガルルのスキー場

20数年ぶりのスノボへ柏崎の「高柳ガルルのスキー場」へ行ってきました🏂

見附からは1時間ほどで、コース1本・リフト1基、そり広場は無料なので、初心者やファミリー向けのスキー場です⛷

当日の積雪は50~60㎝と問題なく滑れましたが、アイスバーンだったので、私のような初心者やこどもにはヘルメット必須です👷

近くに日帰り温泉♨もあるので、冬もあとわずかですが遊びに行ってみてはいかがでしょうか🚙

https://www.garuru-kururu.jp/ski/

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2024年

2月

17日

毎日新聞・2月17日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 中田卓二

【少子化対策法案閣議決定 児童手当拡充財源「支援金」創設】政府は16日、子ども・子育て支援法などの改正案を閣議決定しました。岸田文雄首相が掲げる「次元の異なる少子化対策」の具体化に向け、2024年度から3年間で児童手当の拡充などに集中的に取り組みます。その財源は医療保険料と併せて徴収する「支援金制度」を創設して確保しますが、野党は「増税隠し」ではないかと批判しています。医療費や介護費の歳出改革で保険料を抑制する代わりに、支援金を上乗せするので実質的な負担は増えないという政府の説明が正当かどうか、国会審議の焦点になりそうです。(1、2面)

2024年

2月

16日

朝日新聞・2/16【イチ押し】「緊急時、はびこる偽情報/X、旧ツイッター買収後に仕様変更」(経済総合面) 発信者:大髙 敦(編集局)

イーロン・マスク氏によるX(旧ツイッター)の仕様変更を受け、災害などの現場で偽情報の拡散が問題になっています。未確認情報を大量に投稿する個人アカウントが、大手メディアより拡散力があったという報告もあり、専門家は発信元の信頼性を見極めるよう呼びかけています。

2024年

2月

16日

毎日新聞・2月16日付朝刊「今日のイチオシ!」 運動部長 藤野智成

【日本GDP 4位転落】日本は2023年の名目国内総生産(GDP)の実額(ドル換算)で、ドイツを下回り、世界4位に転落しました。10年に中国に抜かれたのに続き、今度は同じ「技術立国」で長年ライバル関係だったドイツに半世紀ぶりの逆転を許しました。背景を探ると、足元の円安だけでは説明できない日本経済の課題が見えてきました。(一、三面、経済面)

2024年

2月

15日

朝日新聞・2/15【イチ押し】先生の「残業代なし」変わるか(社会総合面) 発信者:春日 芳晃(編集局)

 文部科学相の諮問機関である中央教育審議会の特別部会は14日、公立校教員の給与増に向けた議論をスタートさせました。子どもたちへの教育の質は、教員の質と深く関わります。ですが、長時間労働などが問題となるなか、教員の採用倍率は低下傾向になっているのが実情です。部会では、優秀な人材を呼び込む方策を昨年6月から幅広く議論してきました。給与増は柱の一つで、4月中にも一定の結論が出る見通しです。

2024年

2月

15日

毎日新聞・2月15日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【ペット出生日偽装 常態化/繁殖業者に行政指導】法規制より幼い子犬・子猫の売買がペットオークションで常態化していたことが分かりました。販売が禁じられている生後56日以下の個体の出生日が偽装されていたとみられ、複数の自治体が繁殖業者を行政指導しています。

 

環境省などが昨年調査した9道府県のオークションに出品された数千匹の大半が、開催日付近に売買可能な生後57日を迎えており、体重が不自然に少ないケースも多数ありました。幼く愛くるしい子犬・子猫がよく売れる一方で、幼いうちに母犬と離された子犬は感染症にかかるリスクや「かみ癖」や「ほえ癖」などの問題行動を起こす可能性が高まり、実際にペット保険会社の調査では購入後1週間の病気の発症率が1割を超えています。環境省は偽装を防ぐ手立てを検討しています。(一、三面)

2024年

2月

14日

朝日新聞・2/14【スクープ】裏金 政倫審開催へ調整 首相指示(1面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

自民党派閥による裏金事件を受け、岸田文雄首相(党総裁)は、野党側が求める国会の政治倫理審査会(政倫審)の実施に応じる意向を固めました。安倍派幹部「5人衆」らの出席を想定し、近く自民幹部が野党側との具体的な調整に入りますが、出席に強制力はなく、実際に「5人衆」が出席するかは現時点では見通せていません。

2024年

2月

14日

朝日新聞・2/14【イチ押し】報われない医局勤務 働き方は(くらし面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

平日は深夜まで残業、週末は教授のゴルフのお供、激務が続き睡眠不足。そんな生活をいつまで続けるのか。大学病院の外科医だった医師は悩みます。長時間労働を規制する「医師の働き方改革」が4月から始まりますが、その改革を成功させるには、何が必要なのでしょうか。

2024年

2月

14日

毎日新聞・2月14日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【自民裏金事件/不記載は85人、5・8億円】

 自民党は、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けて国会議員らを対象に実施したアンケート調査結果を衆院予算委員会理事会に提出しました。パーティー券収入のキックバック(還流)や中抜きに関する政治資金収支報告書への不記載や誤記載があったのは85人で、総額は計5億7949万円に上りました。新たな不記載の事例はありませんでした。

 

 調査対象は2018~22年の5年分。派閥のパーティーに限定しており、個人や都道府県連のパーティーなどは含まれていません。アンケートの設問は2問のみで、使途などは明らかにしておらず、真相解明にはほど遠い状況です。総合面には85人の一覧表を掲載しています。(社会面、総合面)

2024年

2月

12日

毎日新聞・2月12日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 中田卓二

【被災自治体職員「倒れる」 市立輪島病院看護師4人に1人退職意向】能登半島地震で住民の支援や復旧業務にあたる被災自治体の職員から悲鳴が上がっています。石川県能登町のある職員は、2月に入って週1日だけ休めるようになったものの、被災した自宅を片付ける気が起きないと言います。輪島市立輪島病院では看護師約120人のうち約30人が近く退職する意向で、同病院の事務部長は「通常の診療機能を維持するには危機的だ」と訴えています。被災地外からの応援職員に任せられるものは任せるなど、負担軽減のための対策が急がれます。(社会面)

2024年

2月

12日

朝日新聞・2/12【イチ押し】泣き虫マエストロ 小澤征爾さんの素顔(文化面) 発信者:友野 賀世(編集局)

「小澤征爾さんはとても涙もろいマエストロだった。小澤さんの涙をいったい何度見たことだろう」。ずっと小澤さんを取材してきた吉田純子編集委員が、エピソードの数々を交えて綴っています。小澤さんのお人柄がじんわりと伝わってくる文章です。

2024年

2月

11日

朝日新聞・2/11【スクープ】大林組、鉄骨重量計算ミス 東京駅前5人死傷事故(社会面) 発信者:林 尚行(編集局)

昨年9月に東京駅近くのビル建設現場で鉄骨が落下した事故で、施工した大林組が「鉄骨の重さの計算に誤りがあった」と警視庁に伝えたことがわかりました。鉄骨上にいた作業員2人が死亡し、3人がけがをした事故は、鉄骨を支える仮設の構造物に想定以上の負荷がかかって起きた可能性があるとしています。

2024年

2月

11日

朝日新聞・2/11【イチ押し】村上春樹さんが単独寄稿「小澤征爾さんを失って」(2面) 発信者:林 尚行(編集局)

亡くなった世界的指揮者・小澤征爾さんと親交のあった作家・村上春樹さんが朝日新聞に「小澤征爾さんを失って」と題した文章を寄稿してくれました。小澤さんとエピソードの数々、比類なき作家から見た小澤さんの音楽家像、そして小澤さんを失った哀しみ--。異例の紙面展開ですが、朝刊2面を使って全文を掲載しています。小澤さんと村上さんの2ショット写真も添えられています。ぜひお読みください。

2024年

2月

11日

毎日新聞・2月11日付朝刊「今日のイチオシ!」編集編成局次長兼外信部長 古本陽荘

【池上彰のこれ聞いていいですか? コメディアン萩本欽一さん】長年、テレビで活躍してきた「欽ちゃん」こと、萩本欽一さん。目指している笑いは「見ている人を笑わせるのではなくて、思わず笑ってしまう笑い」だそうです。そして、対談相手の池上さんにある遺言を託しました。

2024年

2月

10日

朝日新聞・2/10【イチ押し】再エネ 45万世帯分無駄に(1面、2面) 発信者:西山 公隆(編集局)

太陽光と風力による発電を一時的に止める「出力制御」が2023年に急増し、1年間に制御された電力量が全国で計約19・2億㌔ワット時に達したことが朝日新聞の集計でわかりました。過去最多だった2021年の3倍超で、約45万世帯分の年間消費電力量に相当します。再生可能エネルギーを生かし切れていないのですが、なぜなのか。2面「時時刻刻」でも詳しく解説します。

2024年

2月

10日

朝日新聞・2/10【イチ押し】愛すべき無鉄砲 壁つくらぬ「目力」 小澤征爾さん死去(社会面) 発信者:西山 公隆(編集局)

音楽界の巨星、小澤征爾さんが88歳で亡くなりました。音楽と人柄で世界を照らし続け、国内でも地方発の音楽文化の発信に力を注ぎました。吉田純子編集委員が、ありし日の小澤さんとのエピソードも含め、小澤さんの偉大な足跡、功績を紹介します。

2024年

2月

10日

毎日新聞・2月10日付朝刊「今日のイチオシ!」 コンテンツ編成センター長・猪飼順

【ロシアから原油運ぶ 「影の船団」 所有者不明 事故の恐れも】

  ウクライナに侵攻するロシアに対し、西側諸国はロシアの主要な収入源となっている原油輸出の取引に上限価格を設定する追加制裁を科しましたが、大きな効果を上げていません。その背景には、露産原油を運ぶ所有者不明の「影の船団」と呼ばれる闇タンカーの存在が指摘されています。制裁を骨抜きにしかねないと指摘されてきた「影の船団」が向かう先は。世界の海で、何が起きているのか、どんな危険があるのかをまとめました。(1面、2面)

2024年

2月

09日

朝日新聞・2/9【イチ押し】パーティー利益率86% 購入者公開11% 安倍派収入訂正後(社会面) 発信者:福間 大介(編集局)

政治とカネの問題で、たびたびに話題になるパーティー券。政治献金とは違って、いろいろと規制が緩いことで知られています。なぜなのか。それは、あくまでパーティーは対価を徴収して行う催しものだから、献金とは違うという理屈だそうです。ところが、その内実を調べてみると、ほとんどがパーティー主催者=議員側の利益になっていて、献金とほぼ同じなのでは、という実態がみえてきました。

2024年

2月

09日

毎日新聞・2月9日付朝刊「今日のイチオシ!」 東京本社社会部長 長谷川豊

【藤井8冠が王将戦3連覇/タイトル戦20連覇で「大山超え」】

 

 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第4局は8日、藤井聡太王将(21)が挑戦者の菅井竜也八段(31)を121手で降し、4連勝のストレートで王将戦3連覇を果たしました。藤井王将は登場したタイトル戦全てを制し、大山康晴十五世名人が1963~66年に樹立した19連覇の記録を上回るタイトル戦20連覇を達成しました。8冠を独占する藤井王将は菅井八段の戦法に柔軟に対応し、付け入るすきを見せませんでした。(1面、社会面)

2024年

2月

08日

朝日新聞・2/8【イチ押し】ガザ南部ラファ 飢え・死・破壊「苦しみが止まらない」(3面) 発信者:小澤 香(編集局)

パレスチナ自治区ガザをめぐる戦闘が始まって4カ月が経ちました。イスラエル軍が迫るガザ南部のラファでは、現地に暮らすムハンマド・マンスール朝日新聞通信員がリポートを続けています。人々はどんな場所でどうやって生きようとしているのか、止まない戦争にマンスール通信員はいま何を思うのか。今日現在の現場報告をどうぞお読みください。

2024年

2月

08日

毎日新聞・2月8日付朝刊「今日のイチオシ!」 東京本社経済部長 秋本裕子

【世界人口考/韓国「国家消滅」危機感/移民拡大政策は迷走】

 

 韓国統計庁は2023年12月、国内人口が22年の約5167万人から50年後には約3割減の約3622万人に急減するとの推計を公表しました。合計特殊出生率は25年に0・65になるとも予測。米紙ニューヨーク・タイムズは同じ月に「韓国は消えていくのか」というコラムを掲載しました。出生率向上策だけでは対策は追いつかないとみる尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は、担当省庁の新設など移民受け入れ策に本腰を入れています。ただ、現場から見た政策にはチグハグさも目立ちます。(一、三面)

2024年

2月

07日

朝日新聞・2/7【スクープ】盛山正仁文科相、旧統一教会と「政策協定」(1面) 発信者:春日 芳晃(編集局)

盛山正仁文部科学相が2021年の衆院選で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体から推薦状をもらい、選挙支援を受けていたとされる問題で、盛山氏が当時、教団側との事実上の「政策協定」にあたる推薦確認書に署名していたと、関係者が証言しました。憲法改正や家庭教育支援法の制定、「LGBT問題は慎重に」といった政策について、賛同を求める内容だったそうです。

2024年

2月

07日

朝日新聞・2/7【イチ押し】性的少数者も受診しやすい環境に(くらし) 発信者:春日 芳晃(編集局)

LGBTQ+(性的少数者)の当事者が、医療機関の受診を不安に感じ、ためらうことがあります。受診の際に、外見でジェンダーを決めつけられたり、異性愛者であることを前提に話をされたりすることがあるためです。こうした現状を改善しようと、医療現場の取り組みが進んでいます。

2024年

2月

07日

毎日新聞・2月7日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 中田卓二

【災害廃棄物244万㌧ 石川県推計】石川県は6日、能登半島地震で損壊した建物の解体で発生する災害廃棄物が推計244万㌧に上ると発表しました。県内の年間ごみ排出量の約7年分に相当します。被害が大きい珠洲市など奥能登の4市町に限ると59年分です。県は2025年度末までに処理を完了することを目指し、費用のほとんどは国が実質的に負担します。ただ、奥能登の住民からは「回収業者がなかなか来てくれない」など不安の声も上がっています。(1面、社会面)

2024年

2月

06日

朝日新聞・2/6【イチ押し】戸田奈津子さん 映画と英語と歩んだ87年(国際面) 発信者:友野 賀世(編集局)

 字幕翻訳の第一人者として知られる戸田奈津子さんは、これまで約1500本もの外国映画の字幕を手がけてきました。映画に主演するハリウッドスターの来日時には通訳を務め、厚い信頼を寄せられます。戸田さんはいかに映画に魅せられ、英語をどのように学んできたのでしょうか。人生を振り返りつつ、語ってもらいました。3回シリーズの初回です。

2024年

2月

06日

朝日新聞・2/6【スクープ】盛山文科相、旧統一教会系から選挙支援/関係者が証言(1面、社会面) 発信者:友野 賀世(編集局)

 盛山正仁文科相は宗教法人を所管する文科省のトップです。その盛山氏が2021年の衆院選で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体から推薦状を受け取り、団体が選挙支援をしていた、と複数の関係者が朝日新聞の取材に証言しました。これまでの自民党の点検や朝日新聞のアンケートにおいて、盛山氏は選挙支援について明らかにしていませんでした。

2024年

2月

06日

毎日新聞・2月6日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル編集本部次長・草野和彦

【仏原発の街 廃炉で翻弄】欧州の「原発大国」フランス。2011年の東京電力福島第1原発事故を受けて各原発の段階的閉鎖が決まりました。ですがその後、地球温暖化対策への意識の高まりを受けて、原発再拡大へとかじを切りました。そうした中で唯一、廃炉が決まったのが東部の農村地帯にある国内最古のフェッセンハイム原発です。ただ、50年近く原発に支えられてきた周辺自治体の経済転換は容易ではないことが、特派員のルポで浮かび上がりました。「原発依存の経済を作ったのが国ならば、廃炉後の地域経済の自立を最後まで支援する責務も国にある」。専門家のこうした指摘はフランスだけでなく、日本にも当てはまります。(1、3面)

2024年

2月

05日

朝日新聞・2/5【イチ押し】顔見えないから結べた縁 仮想空間「メタバース」婚活(社会面) 発信者:林 尚行(編集局)

夫婦の出会いの上位に「マッチングアプリ」がランクインする時代。バーチャル空間が出会いのきっかけになる「婚活イベント」が開催されています。どんな人たちが、どんな思いで、どんな縁結びの機会を求めて集まっているのでしょうか。あるカップルの出会いを追いました。

2024年

2月

05日

毎日新聞・2月5日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【ストリートピアノは新たな文化か騒音か】

 

 駅などに置かれ、誰でも自由に弾くことができる「ストリートピアノ」。ユーチューバーのよみぃさんらの活躍もあって全国に広まり、680台が設置されているそうです。一方、一部利用者のマナー違反などで撤去された例もあります。人々の触れ合いを生み出す新たな文化は、どうすれば続いていくのでしょうか。「騒音だ」という苦情との折り合いをつけるためにどのような配慮や取り組みが必要なのか考えました。(社会面)

2024年

2月

04日

朝日新聞・2/4【イチ押し】がんとともに 「知」と「気」で向き合う 楽しくね 秋野暢子さん(特設面) 発信者:池田 敦彦(編集局)

4日は、がんへの意識向上を促す「世界対がんデー」(World Cancer Day)。頸部食道がんと向き合った俳優の秋野暢子さん(67)は、この病気にどんな思いを抱いてきたのでしょうか。5年生存率が3割という治療法を選んだ秋野さんは、「人生には時間の限りがあるということは、より痛切に理解しました」としつつ、「私は自分の生きたいように生きようと思っています。楽しくね」と語ります。

2024年

2月

04日

朝日新聞・2/4【イチ押し】大人の学びは「好き」から 草彅剛(文化面) 発信者:池田 敦彦(編集局)

稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんによるリレー連載「地図を広げて」は、今回は草彅剛さん。韓国語をマスターした草彅さんですが、どんな気持ちで、どのようにして学んできたのでしょうか。大人の学習、学びで大切なことは、「好き」を見つけることだと言います。

2024年

2月

04日

毎日新聞・2月4日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【性暴力 何十年も消えぬ傷/小学校時代 担任から被害/<迫る>】「あなたが担任から被害を受けていたこと、知ってたよ。助けてあげられなくてごめんね」。約30年前に担任教師から受けた性暴力を一人抱え込んできた40代の女性は、同窓会をきっかけにその封印を解きます。しかしそれは、つらく苦しい闘いの始まりでもありました。加害者の同僚だった教師の協力を得ながら、自身の性被害に向き合い、再発防止を図る活動を続ける彼女の闘いをたどります。(一、三面)

2024年

3月

19日

朝日新聞・3/19【イチ押し】連載「完食指導」を考える① 大量のご飯ノルマ 会食が不安に(くらし面) 発信者:池田 敦彦(編集局)

給食を残さず食べることを強要する「完食指導」。子どもの心に傷を残し、大人になってからも食行動に影響を及ぼすことがあります。人前で食事をすることに不安や恐怖を感じる「会食恐怖症」の人の相談にのったり、教員への講演をしたりしている山口健太さんに話を聞きました。

2024年

3月

19日

毎日新聞・3月19日付朝刊「今日のイチオシ!」  政治部長・松尾良

【プーチン大統領 圧勝5選/統治 スターリン超えへ】

 

 ロシア大統領選で現職のプーチン氏(71)が通算5選を決めました。新たな任期は6年。四半世紀にわたり君臨した独裁者スターリンを超える長期統治となり、さらにもう一度再選されれば2036年まで統治が可能です。欧米と対立し、ウクライナでの占領地拡張に野心を隠さないプーチン氏は、ロシア国内でも反政権の「芽」を排除して地位を盤石にしてきました。その思惑と今後の展望を探ります。(1面、3面、国際面)

2024年

3月

17日

朝日新聞・3/17【イチ押し】どうする?支え手不足(オピニオン面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

現役世代が2割減る「8がけ社会」の突破口はどこにあるのか。法律や予算を作る政治家の役割は、とりわけ重要です。その一方で、政治家を選ぶ私たち一人ひとりも、直面する困難に向き合わなければなりません。アンケート回答者と一緒に考えます。

2024年

3月

17日

毎日新聞・3月17日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【迫る:過労死遺族に寄り添う弁護士】

 

 「過労死」という言葉すらなかった時代から過労死や過労自殺の遺族に寄り添い続けてきた弁護士がいます。記録が残る2002年以降だけでも約500件に携わってきましたが、一般の弁護士で数十万円とされる着手金を受け取ったことがありません。依頼者がいれば、自ら会いに行きます。その理由について「お金の問題で労災申請や裁判を諦めてほしくない」と語ります。大阪・堺市の事務所にいるのは週2日程度。裁判資料が詰まったリュックが相棒の「旅する弁護士」の思いに迫りました。(1面、3面)

2024年

3月

16日

朝日新聞・3/16【イチ押し】同性婚、立ちはだかる自民 「日本の根幹変わる」保守系議員、支持離れ懸念(社会総合) 発信者:並木 昌廣(編集局)

同性婚を認めない民法などの規定を「憲法違反」とした札幌高裁判決について、自民党の保守系議員が激しく反発しています。裁判長が早急な対応を求める異例の付言をしましたが、岸田首相は慎重な姿勢を崩しません。現在、主要政党で同性婚に慎重なのは自民党のみです。

2024年

3月

16日

毎日新聞・3月16日付朝刊 「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 鮎川耕史

【公立高共学化 揺れて埼玉】全国の公立高校で男女別学を共学にする動きが広がるなか、埼玉県では12の県立高校が別学を継続しています。その埼玉で、県の男女共同参画苦情処理委員が「共学化の早期実現を求める」勧告を出しました。勧告を受けた県教委の回答期限は今年8月。別学の伝統校に波紋が広がっています。(1面、3面)

2024年

3月

15日

朝日新聞・3/15【イチ押し】「職員同士が結婚なら退職勧奨」に物議 福井・池田町(社会面) 発信者:林 尚行(編集局)

町職員同士が結婚した場合、どちらかに退職を求める内規があるという福井県池田町。町議会で議員から撤廃を求めれたものの、町は継続する意向を示したそうです。これまで数組に退職勧奨を行い、応じたケースではいずれも女性職員が役所を去ったといいます。どうしてこんな内規があるのか。町の説明はどんなものなのでしょうか。

2024年

3月

15日

毎日新聞・3月15日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【同性婚否定 高裁も「違憲」/「婚姻の自由反する」/札幌訴訟】同性同士の婚姻を認めていない現行制度について札幌高裁は、婚姻の自由を定めた憲法241項などに反しており違憲だと判断しました。「婚姻の自由」の規定に反するとした判断は初めてです。実名で裁判をたたかってきた中谷衣里さん(32)は、同性と付き合っていたのに「将来結婚できない」「未来がみえない」と別れを余儀なくされた女子高生に、苦しみを打ち明けられたことがあります。判決を「若い世代にとってポジティブなものになる」と受け止め、「あとは国会」と法改正を訴えました。(一面、三面、社会面)

2024年

3月

14日

朝日新聞・3/14【イチ押し】「『ストロング系』から『低アル』へ」(経済面) 発信者:大髙 敦(編集局)

1日に飲む酒量が一定量を超えると、がんや脳卒中になるリスクが高まる――。厚生労働省がそんな指針をまとめました。お酒を飲まないライフスタイルの広がりもあり、ビール各社はアルコール度数の高い缶チューハイを減らしたり、度数の低い商品を積極的に売り出したりしています。

2024年

3月

14日

毎日新聞・3月14日付朝刊「今日のイチオシ!」 くらし科学環境部長 清水健二

【春闘集中回答日 大手賃上げ、高水準相次ぐ】2024年春闘は13日、主要企業の集中回答日を迎え、自動車や鉄鋼、電機など主要産業で労働組合の要求への満額回答が相次ぎました。大企業では約30年ぶりの高水準だった前年を上回る4%超の賃上げが実現する見通しで、デフレ脱却に向け、今後はこれが中小企業に波及するかが焦点になります。

 

 一方、日銀は、賃上げによって大規模金融緩和政策を変更する材料が整ったとして、来週開く金融政策決定会合でマイナス金利を解除する公算が大きくなりました。40代以下の世代には実感がない「金利のある世界」が、いよいよ到来しそうです。

2024年

3月

13日

朝日新聞・3/13【イチ押し】連載「死のジャングル ダリエン地峡」可能性が1%でも米を目指す移民(国際面) 発信者:稲田 信司(編集局)

「死のジャングル」と呼ばれるダリエン地峡には、南米だけでなく世界中から移民が集まっています。米国を目指して北上する移民は記録的なペースで増えています。アメリカ大統領選をひかえ、移民問題が再び争点として浮上するなか、記者が現地から3回にわたって報告します。

2024年

3月

13日

毎日新聞・3/13今日のイチオシ!【工藤会トップ 死刑破棄】編集編成局次長兼外信部長 古本陽荘

殺人罪や組織犯罪処罰法違反などに問われた特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)トップの野村悟被告(77)の控訴審判決で、福岡高裁は死刑とした1審・福岡地裁判決を破棄して、無期懲役を言い渡しました。殺人罪に問われた元漁協組合長の射殺事件は無罪としました。高裁と1審の判断を分けたのは「推認」に関する見解の違いでした。(1、2、社会面)

2024年

3月

12日

朝日新聞・3/12【イチ押し】150年ぶり 帰還困難の「領地」へ/「殿、ご帰還」再起の福島(経済総合面) 発信者:小澤 香(編集局)

福島県相馬市には江戸時代まで城があり、旧奥州中村藩(相馬藩)の殿様がいました。かつての領地では2011年に東電福島第一原発事故が起き、国の避難指示が出されました。昨年8月、避難指示が解除された旧藩領の浪江町に「殿」が戻ってきました。旧藩主家第34代の相馬行胤氏が復興を支えたいと、住民票を移したのです。廃藩置県以来の殿のご帰還は町を元気づけられるか。活動の様子を伝えます。

2024年

3月

12日

毎日新聞・3月12日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 中田卓二

【アカデミー賞 邦画2作品】第96回アカデミー賞の授賞式が日本時間の11日、米ロサンゼルスで行われ、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション映画賞、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を受賞しました。2作とも「日本的」な映画作りを追求し、物量に勝るハリウッドの牙城を崩しての快挙です。授賞式で山崎監督は「ハリウッドの外で頑張っている作り手にもチャンスがある証」と英語でスピーチ。宮崎監督は出席しませんでしたが、「スタジオジブリ」の鈴木敏夫プロデューサーは同社スタジオで記者会見し、宮崎監督が「よかったです」と話していたことを明かしました。(1面、総合・社会面)

2024年

3月

11日

朝日新聞・3/11【イチ押し】「奇跡の救出」僕には失敗だった(社会面) 発信者:福間 大介(編集局)

東日本大震災から11日で13年になります。当時、津波に巻き込まれたにもかかわらず、がれきのなかから発災9日後に救出された高校生がいました。「奇跡の救出」と報じられ、大きな話題になりましたが、大騒ぎのなかで、本人は複雑な気持ちを抱えていたといいます。その高校生が大人になり、いま語り部として伝えたいこととは。

2024年

3月

11日

毎日新聞・3/11▽今日のイチオシ! 【東日本大震災13年/2・9万人今も避難】東京学芸部長・坂本高志

戦後最悪の自然災害となった東日本大震災は11日、発生から13年を迎えます。関連死を含む死者・行方不明者は2万2222人。東京電力福島第1原発事故により、福島県7市町村に帰還困難区域が約310平方キロあり、避難者は2月1日現在、2万9328人います。今年も被災地では、犠牲者の鎮魂や復興を祈る動きが続いています。(1面、社会面)

2024年

3月

10日

毎日新聞・3月10日付朝刊「今日のイチオシ!」 コンテンツ編成センター長・猪飼順

【オスプレイ運用停止解除 米軍内部の事情とは】

 鹿児島県・屋久島沖で昨年起きた輸送機オスプレイの墜落事故を受けて、米軍が世界各地で続けていた運用停止措置を解除した。米軍の調査では根本的な原因はまだ解明できていない中、解除に踏み切った軍内部の事情とは。(4面)

2024年

3月

10日

朝日新聞・3/10【イチ押し】李禹煥(リウファン)さんが語る坂本龍一さん(リライフ面) 発信者:春日 芳晃(編集局)

坂本龍一さんが晩年に「先生」と呼んだ人がいます。最後の音楽アルバム「12」のジャケットの絵も描いた韓国出身の美術家、李禹煥(リウファン)さんです。芸術家として坂本さんが到達した境地についてどう考えるのか、李さんに尋ねました。

2024年

3月

09日

朝日新聞・3/9【イチ押し】共同親権、既に離婚でも対象 改正案提出、裁判所判断で変更(1面、3面) 発信者:並木 昌廣(編集局)

離婚後も父母双方が子どもの親権を持つ「共同親権」。その導入を柱とした民法などの改正案が、国会に提出されました。成立すれば、法施行前に離婚した夫婦も、共同親権が選べるようになります。ただ、導入には慎重な声もあります。どんな課題があるのでしょうか。

2024年

3月

09日

毎日新聞・3月9日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【鳥山明さん死去/取材で明かしたアラレちゃん誕生秘話】

 

 「漫画」を世界の「MANGA」へと押し上げた鳥山明さんの訃報が世界を駆け巡りました。Dr.スランプ、ドラゴンボール、ドラゴンクエスト――。作品は世代や国境を越えて愛されました。生前、公の場に出ることはほぼありませんでしたが、その飾らない人柄で、漫画家仲間からも慕われていました。紙面では、世界中の人々を楽しませた希代の創作者の人となりに迫るとともに、国内外から寄せられた惜しむ声を紹介しています。(1面、社会面)

2024年

3月

08日

朝日新聞・3/8【イチ押し】ことばが変える 女性と社会(特設面 18~19ページ) 発信者:小澤 香(編集局)

嫌なことをされた時にとっさに出る言葉は何ですか。「やめろ!」それとも「やめて」? 言葉のプロに話を聞くと、日本語の女性の言葉には、言いたいことが全部伝わらないリミッター(制約)があるようです。もっと自由になるために、言葉遣いについて考えてみませんか。

2024年

3月

08日

毎日新聞・3月8日付朝刊「今日のイチオシ!」編集編成局次長兼外信部長 古本陽荘

【運転女性 負傷率1・45倍】自動車事故の際、女性は男性よりも1・45倍けがをしやすいことが毎日新聞の分析で明らかになりました。開発段階で実施されている安全性能実験の方法に問題がある可能性が浮き彫りになりました。(1、3面)

 

〈3月8日は国際女性デーです〉

2024年

3月

07日

朝日新聞・3/7【スクープ】宮沢喜一日録 金丸氏逮捕 4日前から報告(1,3面) 発信者:稲田 信司(編集局)

宮沢喜一氏が首相在任中の1993年3月、自民党の金丸信・前副総裁を脱税容疑で捜査する方針について、逮捕の4日前から後藤田正晴法相の報告を受けていたことが、宮沢氏の行動記録(日録)の自筆メモで判明しました。報告を受けた宮沢氏が、93年度予算案の衆院通過を急ぐよう党側に指示したとみられる記述もありました。

2024年

3月

07日

毎日新聞・3月7日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【「面倒」姿消した男性/赤ん坊死体遺棄 女性だけ罪問われ】「自分がしっかりしていなかった」。出産した赤ん坊の遺体を隠したとして罪に問われている女性(28)は、そう悔います。「面倒なことになったと思った」。赤ん坊の父親とされる男性は、そう振り返ったと言います。父親は妊娠が分かると「本当に俺の子なのか」と疑い、中絶費用の「金なんか払わないよ」と言って姿を消したといいます。自殺まで考えたという女性との格差――

 

こども家庭庁の統計によると、2022年までの10年間に虐待で死亡した生後0日の赤ん坊は176人にのぼり、母親の165人が虐待の加害者とされた一方で、年齢を把握できた父親は43人にとどまります。8日の国際女性デーへ向けて、妊娠、出産への負担が女性に大きく偏る社会の現状を問います。(一面、社会面)

2024年

3月

06日

朝日新聞・3/6【イチ押し】コロナ公費支援、月内で終了(3面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

新型コロナウイルスの治療への公費支援が3月末で終了します。4月からは通常の医療体制に移行し、他の病気と同じように原則1~3割の窓口負担となります。3割負担の人の場合、主に入院患者向けの点滴薬レムデシビルが1回の治療で約5万6千円となるなど、自己負担額が大きくなります。

2024年

3月

06日

朝日新聞・3/6【スクープ】教団推薦確認書に盛山氏の署名(社会面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

盛山正仁文部科学相が旧統一教会側の推薦確認書に署名したとされる問題で、朝日新聞は「盛山正仁」の署名がある確認書の写真を入手しました。盛山氏が2022年3月に教団友好団体の会合に参加した際に撮影されたという映像も関係者から入手しました。

2024年

3月

06日

毎日新聞・3月6日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル編集本部次長・草野和彦

【中国全人代開幕/強気の成長率「5%」】中国の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)が5日に開幕し、2024年の経済成長率目標は「5%前後」と発表されました。発表した李強首相自身が「目標を達成するのは容易ではない」と認めるハードルの高さです。長期化する不動産不況などの影響で景気回復が力強さを欠く中、なぜ強気の目標が設定されたのでしょうか。背景を探りました。(1面と2面)

2024年

3月

05日

朝日新聞・3/5【イチ押し】子と過ごす時間、「質」を大事に 慶大教授・中室牧子さんに聞く(くらし面) 発信者:池田 敦彦(編集局)

近年、教育経済学の分野では、親の「時間投資」に関する研究が進んでいます。親が幼少期の子どもに対してどのように時間を使ったか、またその子どもがどうなったかを調べるものです。慶応大学の中室牧子教授(教育経済学)に、親が心がけるべきことなどを聞くと、子どもと質の高い時間を過ごすことの大切さが浮かんできました。具体的には、どういうことなのでしょうか。

2024年

3月

05日

毎日新聞・3月5日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【特定技能 5年で82万人/労働力依存強く】人手不足の産業で外国人労働者を受け入れる在留資格「特定技能」を巡り、政府が2024年度から5年間で最大82万人を受け入れる見通しだと試算していることが分かりました。19年の制度導入時に設定した5年間の受け入れ見込み人数の2倍以上の想定です。特定技能を含む外国人労働者は23年10月時点で初めて200万人を突破しており、依存する傾向はさらに強まりそうです。特定技能で期限なく働き続ける対象を政府は広げており、受け入れ企業には日本語研修や教育訓練の実施が求められ、労働者の配偶者や子どもへの生活支援も社会的な課題になりそうです。(一面)

2024年

3月

04日

朝日新聞・3/4【イチオシ】「。」は冷たい? 句点に感情深読み(文化面) 発信者:友野 賀世(編集局)

たとえば「○○しておいて!」と「○○しておいて。」の文章。文末が「!」の前者だと期待をかけられていると感じるけれど、「。」の後者だと冷たく突き放されているように感じるーー。LINEなどのチャット(会話型)ツールの文面で、文末の句点には圧力があるとする「マルハラスメント」の言葉が若い世代の間で生まれています。なぜなのでしょう。識者に聞きました。

2024年

3月

04日

毎日新聞・3月4日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル報道部長 佐藤敬一

【保育所利用・議会傍聴 精神障害理由に制限333件】全国の自治体や公的機関が策定した条例や規則に、精神障害を理由に会議の傍聴などを制限する条項が少なくとも333件存在していることが市民団体の調査で判明しました。障害を理由とした不当な差別的取り扱いは障害者差別解消法が禁じていて、市民団体の指摘を機に多くの自治体が削除に動いています。専門家は「基本的人権の侵害で、条項の存在は『うっかりしていた』では済まない」と指摘します。(1面、社会面)

2024年

3月

03日

朝日新聞・3/3【イチ押し】どうする? 支え手不足〈1〉若い世代(フォーラム面) 発信者:小澤 香(編集局)

社会を支える現役世代が2040年には今の8割になり、生活を支える様々な業種で人手不足が深刻になります。そういう「8がけ」社会をどう生きていくか、大学生5人と記者が話し合いました。「自分にしかできないことを見つけて楽しむ」「逆に自分の代わりがいると思えば働き手も気楽になれる」。重たそうな未来の課題を前に、軽やかに率直に自分の見方やこれからの社会の可能性について語ってくれました。20歳と21歳の生きたメッセージをご紹介します。

2024年

3月

03日

毎日新聞・3月3日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 中田卓二

【与野党特別委設置で合意 予算案衆院通過】異例の土曜国会で2024年度予算案が衆院を通過し、年度内成立が確定しました。採決に伴い、与野党は衆院に政治改革特別委員会(仮称)を設けることで合意。実態解明が進まない自民党派閥の裏金事件について4月以降、引き続き特別委で審議する見通しです。特別委では政治資金規正法の改正も重要なテーマになり、再発防止に向けた自民党の本気度が問われます。(4面)

2024年

3月

02日

朝日新聞・3/2【イチ押し】「ビキニ水爆実験70年 語り継ぐ」(3面) 発信者:大髙 敦(編集局)

1954年3月1日、太平洋中部にあるマーシャル諸島のビキニ環礁で、米国が行った水爆実験により、島民や日本漁船が「死の灰」を浴びました。日本の漁船「第五福竜丸」の無線長は40歳で亡くなり、「原水爆の犠牲者はわたしを最後にしてほしい」という「遺言」を残したといいます。ロシアがウクライナ侵攻をめぐって核使用をちらつかせるなど、核の脅威が高まるなか、当時の体験を語り継ぐ試みが、国内外で続いています。

2024年

3月

02日

毎日新聞・3月2日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル編集本部次長・草野和彦

【能登へ 3・11から】2011年3月11日の東日本大震災から間もなく13年を迎えます。津波の被災地では震災後の人口減少が止まりませんでした。1日で発生から2カ月となった能登半島地震の被災地ではより人口減少と高齢化が進む地域です。能登の復興に向け、東日本大震災の教訓としてどのようなことが伝えられるのでしょうか。記者たちが現場を歩いて考えるシリーズがスタートしました。(1面と3面)

2024年

3月

01日

朝日新聞・3/1【イチ押し】連載「企業献金の深層①」後援会費 実は自民支部への「寄付」(経済総合面) 発信者:福間 大介(編集局)

自民党の裏金問題に端を発した「政治とカネ」の問題。いったい政治家にお金を献金している企業は、何を狙って献金しているのか。今回の一連の裏金問題をどう受け止めているのか。朝日新聞では、自民党支部に献金する全国の企業を対象に大規模なアンケートを行い、250社以上が回答しました。その結果や回答を寄せてくれた企業への直接取材をもとに、企業献金の内実に迫る連載シリーズをスタートさせました。

2024年

3月

01日

毎日新聞・3月1日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 鮎川耕史

自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り衆院の政治倫理審査会が開かれ、岸田文雄首相が現職首相として初めて出席しました。関係議員に対する聞き取り調査の結果をなぞる場面が多く、裏金づくりがいつ、どのような経緯で始まったのかの解明は進みませんでした。信頼回復の意思が感じられないと批判の声が上がっています。(1面、3面、社会面)

2024年

2月

29日

朝日新聞・2/29【イチ押し】韓国 出生率0.72(1面、3面、国際面) 発信者:西山 公隆(編集局)

韓国の2023年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む見込みの子どもの数)が0・72(暫定値)となりました。前年の0・78をさらに下回り、同様に少子化に直面する日本(22年に1・26)と比べてもかなり低い水準です。世界的にも異例の「超少子化」が続いていますが、その背景や課題、日本との共通項について深掘りします。

2024年

2月

29日

朝日新聞・2/29【イチ押し】キッシンジャー外交 意義と限界(文化面) 発信者:西山 公隆(編集局)

ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官が昨年、100歳で亡くなりました。厳しい批判もありますが、キッシンジャーの外交が世界に変化をもたらしたことは否定できません。国際秩序がますます動揺している今、その業績からキッシンジャー外交の意義と限界を考えます。

2024年

2月

29日

毎日新聞・2月29日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【政治倫理審査会、全面公開で開催へ】

 岸田文雄首相は28日、自ら衆院政治倫理審査会に公開で出席すると表明し、「公開」に後ろ向きだった自民党安倍派幹部らも追随せざるを得なくなりました。29日は首相と二階派事務局長の武田良太元総務相、3月1日に安倍派の事務総長を務めた西村康稔前経済産業相ら4人が出席します。

 

 政治不信の高まりへの首相の危機感や安倍派幹部へのいらだちが「奇策」につながった格好ですが、独断専行が党内対立の新たな火種になるとの見方も。質疑に内容が伴わなければ、かえって批判を集める可能性もあり、首相にとっては正念場になりそうです。紙面では野党の反応も含めて深掘りしています。(1、3面)

2024年

2月

28日

朝日新聞・2/28【イチ押し】国連の存在意義とは(オピニオン面) 発信者:春日 芳晃(編集局)

第2次大戦後の国際社会の枠組みとなった国連が、いま大きく揺らいでいます。ロシアによるウクライナ侵略や、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に対し、なんら歯止めをかけることができないからです。官僚主義だとの批判もあります。国連の存在意義は何か。国際法学者、国際関係論学者、国際公務員の3人に聞きました。

2024年

2月

28日

毎日新聞・2月28日付朝刊「今日のイチオシ!」編集編成局次長兼外信部長 古本陽荘

【政倫審きょうの開催見送り】自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて、28日に行われるとみられていた衆院政治倫理審査会(政倫審)は一転して、開催が見送られることになりました。政倫審を公開とするか、非公開とするかで与野党の協議が難航し、暗礁に乗り上げました。来年度予算案の審議日程にも影響が出てきています。(1面、総合面)

2024年

2月

27日

朝日新聞・2/27【イチ押し】坂本龍一が遺したもの(くらし面) 発信者:友野 賀世(編集局)

「火の鳥」の生命観や命のありようが、とても好きですね――。生前、坂本龍一さんは手塚治虫さんの作品について、こう語っていたそうです。ふたりの共通点は何か。手塚さんの長女で坂本さんと親交のあった手塚るみ子さんに聞きました。

2024年

2月

27日

毎日新聞・2月27日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル編集本部次長・草野和彦

【ダブルケア/苦悩の育児中 母倒れ】子育てと介護が重なる状況を指すダブルケア。「その日」は突然訪れます。当事者たちの声からダブルケアの現実を描く新連載がスタートしました。初回は40歳の女性の話です。夫は仕事優先の人で、発達障害の一人娘の世話のため連日の不眠とストレスで疲弊。そんな「暗黒時代」に、育児を手伝ってくれていた母が脳出血で倒れ、寝たきりになってしまいました。母の介護にも負われて「逃げ場」がなくなり、「私はかごの中の鳥みたい」という女性。何に救いを見いだそうとしているのでしょうか。(1面と社会面)

2024年

2月

26日

毎日新聞・2月26日付朝刊「今日のイチオシ!」 くらし科学環境部長 清水健二

【トランプ氏が5連勝、米大統領選の共和党候補指名に前進】11月の米大統領選に向けた共和党の候補指名争いは、南部サウスカロライナ州予備選でドナルド・トランプ前大統領(77)が勝利しました。これで5戦全勝。唯一残るライバルのニッキー・ヘイリー元国連大使(52)の地元で勝利したことで、党候補指名に向けてさらに前進しました。11月の本選で民主党のジョー・バイデン大統領(81)と再び対決する公算が大きくなっています。

 トランプ陣営は「党候補レースは既に決着した」との姿勢を強調しますが、無党派層や党穏健派への浸透という弱点は残ったままです。3月から順次始まる四つの刑事裁判の行方、それに投じる資金確保も不安要素です。深掘り記事では、追い込まれたヘイリー氏の去就や、トランプ氏批判を強めるバイデン大統領側の戦略なども展望しました。(一、三、国際面)

 

2024年

2月

26日

朝日新聞・2/26【イチ押し】介護士養成 膨らむ留学生(2社面) 発信者:小澤 香(編集局)

介護人材を育成する短大や専門学校で、外国人留学生の受け入れが急速に広がっています。留学生を念頭に男子を迎え入れ、共学化に乗り出す女子短大もあるそうです。18歳人口は減り続ける一方で、介護人材は今後ますます必要とされていきます。留学生と日本の学生たちはどのように学び、各学校はどのように変化に対応しているのか、お伝えします。

2024年

2月

25日

スポニチ紙面情報・2/25 アルビ快幕2発

アルビ、スポニチの「てっぺん」来ました!

鳥栖を2-1で下し、2024開幕戦を逆転勝ちで飾り、堂々のスポニチ1面です⚽

 

お求めは最寄りのコンビニ等で📰

※2/25付・スポニチ新潟版より

 

 

 

 

2024年

2月

25日

毎日新聞・2月25日朝刊「今日のイチオシ!」 地方部長 坂巻士朗

【♪被災地に音楽を 「心の栄養」届けた300回】 多くの命が奪われた地で、故郷を失った人々を前に、「音楽」に何ができるのでしょうか。日本フィルハーモニー交響楽団は、東日本大震災の発生後まもないころから、被災地で演奏を続けてきました。「売名行為じゃないか」。時には批判を受け、悩みながらも音楽を届け続けた理由とは。連載でリポートします。(社会面)

2024年

2月

25日

朝日新聞・2/25【イチ押し】「陰る『自己責任論』希望と危惧」(文化面) 発信者:大髙 敦(編集局)

最近よく耳にする「コスパ」や「ハック」といった言葉。広まった背景には、近年の日本社会を包んでいた「自己責任論」の衰退があるのではないか――。文筆家の綿野恵太さんはインタビューでこのように語ります。自己責任論に苦しむ人にとっては良いようで、社会としては危ぶまれる状況だとも……。いったい、どういうことなのでしょう。

2024年

2月

25日

朝日新聞・2/25【スクープ】「宮沢元首相『日録』克明40年/計185冊 戦後政治・権力闘争記す」(1、2、4面) 発信者:大髙 敦(編集局)

宮沢喜一元首相の40年間におよぶ詳細な政治行動記録が見つかりました。佐藤栄作内閣の経済企画庁長官だった1966年から死去前年の2006年まで、大学ノート185冊に、宮沢氏自身と戦後日本の歩みが刻まれた「第1級の史料」です。この日録を手がかりに、戦後政治の軌跡をたどっていきます。

2024年

2月

24日

朝日新聞・2/24【イチ押し】空襲警報 やまぬウクライナ(6面) 発信者:稲田 信司(編集局)

ウクライナ侵攻から24日で2年。ロシアは激しい空爆を続け、多くの命を奪いました。空襲下で暮らす人々は恐怖におびえつつも、警報が鳴り響く日常を生き抜いています。日々の警報の発令状況のデータをグラフィックで可視化すると、「非日常」が日常化している現実が浮かび上がってきました。

2024年

2月

24日

毎日新聞・今日のイチオシ!2月24日【侵攻2年見えぬ出口 ウクライナ1000万人家追われ】東京学芸部長・坂本高志

ロシアによるウクライナ全面侵攻は24日で開始から2年。犠牲は増加の一途をたどり、家を追われた人々も1000万人を超えます。ロシアは2022年9月、侵略を始めたウクライナ東・南部4州の併合を宣言。これに対し、ウクライナのゼレンスキー政権は23年6月に奪還を目指して反転攻勢を開始しましたが、目立つ戦果を上げられていません。それでも、ウクライナの世論の多数は徹底抗戦の意思を維持しており、戦争の出口は見えていません。(1~4面、社会面)

2024年

2月

23日

毎日新聞・2月23日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 鮎川耕史

【東証 史上最高値】22日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)の終値が3909868銭で、バブル経済期の19891229日につけた終値(3891587銭)を上回り史上最高値を更新しました。世界的に株価が上昇するなか、出遅れていた日本株にも投資機会を見いだす動きが広がっているとみられます。一方で「失われた30年」と呼ばれる停滞期に欧米や新興国市場が大きく成長しており、東京市場の存在感は低下しているとの指摘もあります。(1面、3面)

2024年

2月

23日

朝日新聞・2/23【イチ押し】東証史上最高値 終値3万9098円、バブル超え(1面、2面、経済面、社説、社会面) 発信者:並木 昌廣(編集局)

22日の東京株式市場で、日経平均株価が約34年ぶりに史上最高値を更新しました。この株高は、日本経済が「失われた30年」を脱する契機になるのでしょうか。株高の理由や今後の見通し、バブル経済期との違いなどを多角的に読み解きます。

2024年

2月

22日

朝日新聞・2/22【スクープ】パレスチナ自治政府・アッバス議長に単独インタビュー 発信者:阿久津 篤史(編集局)

パレスチナ自治政府のトップを務めるマフムード・アッバス議長(88)が、朝日新聞との単独会見に応じました。イスラエル軍の侵攻が続くパレスチナ自治区ガザの戦後統治について、新たな「実務型政府」を組織して自治政府が関与する意思を明確にしました。米国やアラブ諸国と連携して、イスラエルとの包括的な和平計画の策定を進めていることも明かし、計画の実行に向けた国際会議の開催を提唱しました。

2024年

2月

22日

朝日新聞・2/22【イチ押し】地震保険加入 地域でばらつき(経済面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

能登半島地震をきっかけに、地震保険が再び注目されています。政府と損害保険会社が共同で運営し、損保に利益がない公共性の高い保険で、保険料はどの損保でも同じ。ただ、加入率は地域ごとにばらつきが大きく、加入率のさらなる引き上げが課題になっています。

2024年

2月

22日

毎日新聞・2月22日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル編成部長 佐々木洋

【裏金 料亭に香典に/相次ぐ収支訂正】自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、安倍派と二階派に所属していた議員らが収支報告書を相次いで訂正しています。訂正内容からは、派閥からキックバックされた資金が高級料亭での会食費や香典、書籍代など、さまざまな用途に使われていた実態が浮かび上がってきました。ただし、使途の詳細を明らかにしていない議員も多く、専門家は資金の流れなどを確認する第三者の監査機関の必要性を指摘しています。(社会面)

2024年

2月

21日

朝日新聞・2/21【イチ押し】大人に照準、「鬼太郎誕生」ヒット 興行収入27億円(文化面) 発信者:池田 敦彦(編集局)

アニメ映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が興行収入約27億円のヒットになっています。個性豊かな妖怪たちが活躍する物語は、テレビアニメの放送開始から56年が経ち、知名度は抜群。ただ今回は幅広い層を狙うヒットの方程式に従わなかったことが、逆に観客の関心を刺激したようです。

2024年

2月

21日

毎日新聞・2月21日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【4歳次女 愛情注がれず/両親逮捕から1週間】「かわいく思えない」「憎たらしい」――。「いなければよかったね」。東京都台東区の自宅で昨年春に死亡した当時4歳の女児の父母は、女児についてLINEでこんなやり取りをしていたといいます。向精神薬や不凍液を女児に摂取させて殺害したとみられている2人について、行政もネグレクトや虐待の兆候を把握していたにもかかわらず、幼い命を守ることはできませんでした。捜査関係者などへの取材からは、親から十分な愛情を注がれなかった女児の姿が浮かんできます。行政が打つ手はなかったのでしょうか。(社会面)

2024年

2月

20日

朝日新聞・2/20【イチ押し】津波 複雑な海底地形が影響 能登地震(科学面) 発信者:福間 大介(編集局)

能登半島地震では、東日本大震災以来となる大津波警報が出され、広範囲にわたって津波の被害がありました。その特徴やメカニズムが、専門家の調査によって少しずつ明らかになってきました。複雑な海底の地形が様々な形で影響したようですが、それだけでは説明できない部分もあるようです。そこには、今後予想されている南海トラフ地震などへの教訓も含まれています。最新の研究結果をリポートしています。

2024年

2月

20日

朝日新聞・2/20【スクープ】盛山氏側に教団系機関誌 地元事務所へ 毎月無料 先月も(1面、社会面) 発信者:福間 大介(編集局)

旧統一教会の友好団体が盛山文科相の地元事務所あてに、教団系の機関誌を毎月無料で発送していることが関係者への取材で分かりました。受け取りを拒否する議員もいるなかで、団体側にはそうした連絡はいまだにないということで、先月も送られていました。国会で教団側との接点が問題になるなか、盛山氏は教団側と「関係を断っている」と強調してきたが、何も確認しないでそう説明してきたのでしょうか。事務所に尋ねましたが、「朝日新聞の取材には答えない」としています。いったいどういうことなのか。20日午前にも予定されている記者会見などでどう説明するのか注目されます。

2024年

2月

20日

毎日新聞・2月20日付朝刊「今日のイチオシ!」 政治部長・松尾良

【春風の記憶 あの宣誓/感謝と全力 被災地に光】

 

2011年3月の東日本大震災直後に開幕した高校野球・春のセンバツで選手宣誓した創志学園(岡山)の当時の主将に迫りました。「私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。がんばろう、日本」。人前で目立つのが苦手だった主将が、深刻な被災地の様子を見るうちに強まった思いを宣誓に込め、大反響を呼びました。能登半島地震からの復旧が続く中、3月にセンバツを迎える今年の球児たちにもエールを送っています。(社会面)

2024年

2月

19日

朝日新聞・2/19【イチ押し】「ウクライナ 4人に1人国内外避難 日本定住希望が急増」(1面、2面) 発信者:西山 公隆(編集局)

ロシアによるウクライナ侵攻から24日で2年。2月18日時点で約648万人が国外に逃れています。こうした中、ウクライナから日本に避難している人で日本での定住を望む人が、この1年で急増したことが、日本財団が定期的に実施しているアンケートからわかりました。戦争が長期化し、多くの人が帰国をあきらめたとみられています。

2024年

2月

19日

朝日新聞・2/19【イチ押し】「辞める裁判官 働き方に疑問 判事補 約2割欠員続く(くらし面) 発信者:西山 公隆(編集局)

難関の司法試験を合格した人の中でも、成績優秀者がなるとされる裁判官。新人はまず「判事補」という裁判官になり、原則年経験を積むと「判事」として1人で裁判をすることが認められます。なのに、裁判官の入り口ともいえる、この「判事補」が減り、定員を減らしているのに常に2割前後の欠員が続いています。何が起きているのでしょうか。詳報します。

2024年

2月

19日

毎日新聞・2月19日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 鮎川耕史

毎日新聞は1718日の両日、全国世論調査を実施。岸田文雄内閣の支持率は12728日実施の前回調査から7ポイント下落し14%でした。不支持率は前回から10ポイント上昇し82%。毎日新聞が内閣支持率の調査を始めた19477月以降で最高となりました。政治資金規正法違反事件に発展した自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題。実態解明にはほど遠い政権の対応が支持率下落の背景にあるようです。(1面、2面)

2024年

2月

18日

朝日新聞・2/18【イチ押し】放送大学40年 時代先取りの学び(教育面) 発信者:稲田 信司(編集局)

学びたい人が、いつでも、どこでも学べる大学を。そんな理念で始まった放送大学が今年度、創立40年を迎えました。学びのセーフティーネットだけでなく、オンライン授業やリスキリング(学び直し)など、多くの大学が近年力を入れようとしていることに、早くから取り組んできました。数ある大学の中で放送大学が果たす役割とは何でしょうか。

2024年

2月

18日

毎日新聞・2月18日付朝刊「今日のイチオシ!」 コンテンツ編成センター長・猪飼順

【ナワリヌイ氏死亡 ロシア各地で追悼 230人拘束】

 ロシアの反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏が16日に収監先の北部ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で死亡したことを受け、ロシア各地では追悼の動きが広がりました。プーチン政権は3月中旬に控える大統領選を見据え、反発を抑え込む構えです。

 これまでもプーチン政権に対抗してきた少なからぬ政治家や活動家が命を落としてきましたが、ナワリヌイ氏の死は衝撃を持って受け止められている模様です。16日だけでも、首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなどの都市で追悼集会が開かれ、参加者が政治弾圧の犠牲者を追悼する記念碑に花を手向けるなどして、ナワリヌイ氏の死を悼みました。ロシア人権団体「OVDインフォ」は17日、ナワリヌイ氏の追悼に集まった人たちが21都市で計231人拘束されたと公表しています。

 

 ロシア国内や各国の反応のほか、前モスクワ支局長によるナワリヌイ氏の評伝も掲載しています。(2面、国際面)

2024年

2月

17日

朝日新聞・2/17【イチ押し】回す? 回さない? 岐路に立つ回転ずしチェーン(経済・総合面) 発信者:並木 昌廣(編集局)

日本で生まれ、食文化としてすっかり定着した「回転ずし」が岐路に立っています。すしが回転レーンで客席を回る仕組みをやめる店舗も出てきました。コロナ禍や想定外のトラブルに端を発した変化の波に、回転ずしチェーンはどう向き合っているのでしょうか。

2024年

2月

17日

高柳ガルルのスキー場

20数年ぶりのスノボへ柏崎の「高柳ガルルのスキー場」へ行ってきました🏂

見附からは1時間ほどで、コース1本・リフト1基、そり広場は無料なので、初心者やファミリー向けのスキー場です⛷

当日の積雪は50~60㎝と問題なく滑れましたが、アイスバーンだったので、私のような初心者やこどもにはヘルメット必須です👷

近くに日帰り温泉♨もあるので、冬もあとわずかですが遊びに行ってみてはいかがでしょうか🚙

https://www.garuru-kururu.jp/ski/

2024年

2月

17日

毎日新聞・2月17日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 中田卓二

【少子化対策法案閣議決定 児童手当拡充財源「支援金」創設】政府は16日、子ども・子育て支援法などの改正案を閣議決定しました。岸田文雄首相が掲げる「次元の異なる少子化対策」の具体化に向け、2024年度から3年間で児童手当の拡充などに集中的に取り組みます。その財源は医療保険料と併せて徴収する「支援金制度」を創設して確保しますが、野党は「増税隠し」ではないかと批判しています。医療費や介護費の歳出改革で保険料を抑制する代わりに、支援金を上乗せするので実質的な負担は増えないという政府の説明が正当かどうか、国会審議の焦点になりそうです。(1、2面)

2024年

2月

16日

朝日新聞・2/16【イチ押し】「緊急時、はびこる偽情報/X、旧ツイッター買収後に仕様変更」(経済総合面) 発信者:大髙 敦(編集局)

イーロン・マスク氏によるX(旧ツイッター)の仕様変更を受け、災害などの現場で偽情報の拡散が問題になっています。未確認情報を大量に投稿する個人アカウントが、大手メディアより拡散力があったという報告もあり、専門家は発信元の信頼性を見極めるよう呼びかけています。

2024年

2月

16日

毎日新聞・2月16日付朝刊「今日のイチオシ!」 運動部長 藤野智成

【日本GDP 4位転落】日本は2023年の名目国内総生産(GDP)の実額(ドル換算)で、ドイツを下回り、世界4位に転落しました。10年に中国に抜かれたのに続き、今度は同じ「技術立国」で長年ライバル関係だったドイツに半世紀ぶりの逆転を許しました。背景を探ると、足元の円安だけでは説明できない日本経済の課題が見えてきました。(一、三面、経済面)

2024年

2月

15日

朝日新聞・2/15【イチ押し】先生の「残業代なし」変わるか(社会総合面) 発信者:春日 芳晃(編集局)

 文部科学相の諮問機関である中央教育審議会の特別部会は14日、公立校教員の給与増に向けた議論をスタートさせました。子どもたちへの教育の質は、教員の質と深く関わります。ですが、長時間労働などが問題となるなか、教員の採用倍率は低下傾向になっているのが実情です。部会では、優秀な人材を呼び込む方策を昨年6月から幅広く議論してきました。給与増は柱の一つで、4月中にも一定の結論が出る見通しです。

2024年

2月

15日

毎日新聞・2月15日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【ペット出生日偽装 常態化/繁殖業者に行政指導】法規制より幼い子犬・子猫の売買がペットオークションで常態化していたことが分かりました。販売が禁じられている生後56日以下の個体の出生日が偽装されていたとみられ、複数の自治体が繁殖業者を行政指導しています。

 

環境省などが昨年調査した9道府県のオークションに出品された数千匹の大半が、開催日付近に売買可能な生後57日を迎えており、体重が不自然に少ないケースも多数ありました。幼く愛くるしい子犬・子猫がよく売れる一方で、幼いうちに母犬と離された子犬は感染症にかかるリスクや「かみ癖」や「ほえ癖」などの問題行動を起こす可能性が高まり、実際にペット保険会社の調査では購入後1週間の病気の発症率が1割を超えています。環境省は偽装を防ぐ手立てを検討しています。(一、三面)

2024年

2月

14日

朝日新聞・2/14【スクープ】裏金 政倫審開催へ調整 首相指示(1面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

自民党派閥による裏金事件を受け、岸田文雄首相(党総裁)は、野党側が求める国会の政治倫理審査会(政倫審)の実施に応じる意向を固めました。安倍派幹部「5人衆」らの出席を想定し、近く自民幹部が野党側との具体的な調整に入りますが、出席に強制力はなく、実際に「5人衆」が出席するかは現時点では見通せていません。

2024年

2月

14日

朝日新聞・2/14【イチ押し】報われない医局勤務 働き方は(くらし面) 発信者:阿久津 篤史(編集局)

平日は深夜まで残業、週末は教授のゴルフのお供、激務が続き睡眠不足。そんな生活をいつまで続けるのか。大学病院の外科医だった医師は悩みます。長時間労働を規制する「医師の働き方改革」が4月から始まりますが、その改革を成功させるには、何が必要なのでしょうか。

2024年

2月

14日

毎日新聞・2月14日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【自民裏金事件/不記載は85人、5・8億円】

 自民党は、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けて国会議員らを対象に実施したアンケート調査結果を衆院予算委員会理事会に提出しました。パーティー券収入のキックバック(還流)や中抜きに関する政治資金収支報告書への不記載や誤記載があったのは85人で、総額は計5億7949万円に上りました。新たな不記載の事例はありませんでした。

 

 調査対象は2018~22年の5年分。派閥のパーティーに限定しており、個人や都道府県連のパーティーなどは含まれていません。アンケートの設問は2問のみで、使途などは明らかにしておらず、真相解明にはほど遠い状況です。総合面には85人の一覧表を掲載しています。(社会面、総合面)

2024年

2月

12日

毎日新聞・2月12日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 中田卓二

【被災自治体職員「倒れる」 市立輪島病院看護師4人に1人退職意向】能登半島地震で住民の支援や復旧業務にあたる被災自治体の職員から悲鳴が上がっています。石川県能登町のある職員は、2月に入って週1日だけ休めるようになったものの、被災した自宅を片付ける気が起きないと言います。輪島市立輪島病院では看護師約120人のうち約30人が近く退職する意向で、同病院の事務部長は「通常の診療機能を維持するには危機的だ」と訴えています。被災地外からの応援職員に任せられるものは任せるなど、負担軽減のための対策が急がれます。(社会面)

2024年

2月

12日

朝日新聞・2/12【イチ押し】泣き虫マエストロ 小澤征爾さんの素顔(文化面) 発信者:友野 賀世(編集局)

「小澤征爾さんはとても涙もろいマエストロだった。小澤さんの涙をいったい何度見たことだろう」。ずっと小澤さんを取材してきた吉田純子編集委員が、エピソードの数々を交えて綴っています。小澤さんのお人柄がじんわりと伝わってくる文章です。

2024年

2月

11日

朝日新聞・2/11【スクープ】大林組、鉄骨重量計算ミス 東京駅前5人死傷事故(社会面) 発信者:林 尚行(編集局)

昨年9月に東京駅近くのビル建設現場で鉄骨が落下した事故で、施工した大林組が「鉄骨の重さの計算に誤りがあった」と警視庁に伝えたことがわかりました。鉄骨上にいた作業員2人が死亡し、3人がけがをした事故は、鉄骨を支える仮設の構造物に想定以上の負荷がかかって起きた可能性があるとしています。

2024年

2月

11日

朝日新聞・2/11【イチ押し】村上春樹さんが単独寄稿「小澤征爾さんを失って」(2面) 発信者:林 尚行(編集局)

亡くなった世界的指揮者・小澤征爾さんと親交のあった作家・村上春樹さんが朝日新聞に「小澤征爾さんを失って」と題した文章を寄稿してくれました。小澤さんとエピソードの数々、比類なき作家から見た小澤さんの音楽家像、そして小澤さんを失った哀しみ--。異例の紙面展開ですが、朝刊2面を使って全文を掲載しています。小澤さんと村上さんの2ショット写真も添えられています。ぜひお読みください。

2024年

2月

11日

毎日新聞・2月11日付朝刊「今日のイチオシ!」編集編成局次長兼外信部長 古本陽荘

【池上彰のこれ聞いていいですか? コメディアン萩本欽一さん】長年、テレビで活躍してきた「欽ちゃん」こと、萩本欽一さん。目指している笑いは「見ている人を笑わせるのではなくて、思わず笑ってしまう笑い」だそうです。そして、対談相手の池上さんにある遺言を託しました。

2024年

2月

10日

朝日新聞・2/10【イチ押し】再エネ 45万世帯分無駄に(1面、2面) 発信者:西山 公隆(編集局)

太陽光と風力による発電を一時的に止める「出力制御」が2023年に急増し、1年間に制御された電力量が全国で計約19・2億㌔ワット時に達したことが朝日新聞の集計でわかりました。過去最多だった2021年の3倍超で、約45万世帯分の年間消費電力量に相当します。再生可能エネルギーを生かし切れていないのですが、なぜなのか。2面「時時刻刻」でも詳しく解説します。

2024年

2月

10日

朝日新聞・2/10【イチ押し】愛すべき無鉄砲 壁つくらぬ「目力」 小澤征爾さん死去(社会面) 発信者:西山 公隆(編集局)

音楽界の巨星、小澤征爾さんが88歳で亡くなりました。音楽と人柄で世界を照らし続け、国内でも地方発の音楽文化の発信に力を注ぎました。吉田純子編集委員が、ありし日の小澤さんとのエピソードも含め、小澤さんの偉大な足跡、功績を紹介します。

2024年

2月

10日

毎日新聞・2月10日付朝刊「今日のイチオシ!」 コンテンツ編成センター長・猪飼順

【ロシアから原油運ぶ 「影の船団」 所有者不明 事故の恐れも】

  ウクライナに侵攻するロシアに対し、西側諸国はロシアの主要な収入源となっている原油輸出の取引に上限価格を設定する追加制裁を科しましたが、大きな効果を上げていません。その背景には、露産原油を運ぶ所有者不明の「影の船団」と呼ばれる闇タンカーの存在が指摘されています。制裁を骨抜きにしかねないと指摘されてきた「影の船団」が向かう先は。世界の海で、何が起きているのか、どんな危険があるのかをまとめました。(1面、2面)

2024年

2月

09日

朝日新聞・2/9【イチ押し】パーティー利益率86% 購入者公開11% 安倍派収入訂正後(社会面) 発信者:福間 大介(編集局)

政治とカネの問題で、たびたびに話題になるパーティー券。政治献金とは違って、いろいろと規制が緩いことで知られています。なぜなのか。それは、あくまでパーティーは対価を徴収して行う催しものだから、献金とは違うという理屈だそうです。ところが、その内実を調べてみると、ほとんどがパーティー主催者=議員側の利益になっていて、献金とほぼ同じなのでは、という実態がみえてきました。

2024年

2月

09日

毎日新聞・2月9日付朝刊「今日のイチオシ!」 東京本社社会部長 長谷川豊

【藤井8冠が王将戦3連覇/タイトル戦20連覇で「大山超え」】

 

 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第4局は8日、藤井聡太王将(21)が挑戦者の菅井竜也八段(31)を121手で降し、4連勝のストレートで王将戦3連覇を果たしました。藤井王将は登場したタイトル戦全てを制し、大山康晴十五世名人が1963~66年に樹立した19連覇の記録を上回るタイトル戦20連覇を達成しました。8冠を独占する藤井王将は菅井八段の戦法に柔軟に対応し、付け入るすきを見せませんでした。(1面、社会面)

2024年

2月

08日

朝日新聞・2/8【イチ押し】ガザ南部ラファ 飢え・死・破壊「苦しみが止まらない」(3面) 発信者:小澤 香(編集局)

パレスチナ自治区ガザをめぐる戦闘が始まって4カ月が経ちました。イスラエル軍が迫るガザ南部のラファでは、現地に暮らすムハンマド・マンスール朝日新聞通信員がリポートを続けています。人々はどんな場所でどうやって生きようとしているのか、止まない戦争にマンスール通信員はいま何を思うのか。今日現在の現場報告をどうぞお読みください。

2024年

2月

08日

毎日新聞・2月8日付朝刊「今日のイチオシ!」 東京本社経済部長 秋本裕子

【世界人口考/韓国「国家消滅」危機感/移民拡大政策は迷走】

 

 韓国統計庁は2023年12月、国内人口が22年の約5167万人から50年後には約3割減の約3622万人に急減するとの推計を公表しました。合計特殊出生率は25年に0・65になるとも予測。米紙ニューヨーク・タイムズは同じ月に「韓国は消えていくのか」というコラムを掲載しました。出生率向上策だけでは対策は追いつかないとみる尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は、担当省庁の新設など移民受け入れ策に本腰を入れています。ただ、現場から見た政策にはチグハグさも目立ちます。(一、三面)

2024年

2月

07日

朝日新聞・2/7【スクープ】盛山正仁文科相、旧統一教会と「政策協定」(1面) 発信者:春日 芳晃(編集局)

盛山正仁文部科学相が2021年の衆院選で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体から推薦状をもらい、選挙支援を受けていたとされる問題で、盛山氏が当時、教団側との事実上の「政策協定」にあたる推薦確認書に署名していたと、関係者が証言しました。憲法改正や家庭教育支援法の制定、「LGBT問題は慎重に」といった政策について、賛同を求める内容だったそうです。

2024年

2月

07日

朝日新聞・2/7【イチ押し】性的少数者も受診しやすい環境に(くらし) 発信者:春日 芳晃(編集局)

LGBTQ+(性的少数者)の当事者が、医療機関の受診を不安に感じ、ためらうことがあります。受診の際に、外見でジェンダーを決めつけられたり、異性愛者であることを前提に話をされたりすることがあるためです。こうした現状を改善しようと、医療現場の取り組みが進んでいます。

2024年

2月

07日

毎日新聞・2月7日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 中田卓二

【災害廃棄物244万㌧ 石川県推計】石川県は6日、能登半島地震で損壊した建物の解体で発生する災害廃棄物が推計244万㌧に上ると発表しました。県内の年間ごみ排出量の約7年分に相当します。被害が大きい珠洲市など奥能登の4市町に限ると59年分です。県は2025年度末までに処理を完了することを目指し、費用のほとんどは国が実質的に負担します。ただ、奥能登の住民からは「回収業者がなかなか来てくれない」など不安の声も上がっています。(1面、社会面)

2024年

2月

06日

朝日新聞・2/6【イチ押し】戸田奈津子さん 映画と英語と歩んだ87年(国際面) 発信者:友野 賀世(編集局)

 字幕翻訳の第一人者として知られる戸田奈津子さんは、これまで約1500本もの外国映画の字幕を手がけてきました。映画に主演するハリウッドスターの来日時には通訳を務め、厚い信頼を寄せられます。戸田さんはいかに映画に魅せられ、英語をどのように学んできたのでしょうか。人生を振り返りつつ、語ってもらいました。3回シリーズの初回です。

2024年

2月

06日

朝日新聞・2/6【スクープ】盛山文科相、旧統一教会系から選挙支援/関係者が証言(1面、社会面) 発信者:友野 賀世(編集局)

 盛山正仁文科相は宗教法人を所管する文科省のトップです。その盛山氏が2021年の衆院選で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体から推薦状を受け取り、団体が選挙支援をしていた、と複数の関係者が朝日新聞の取材に証言しました。これまでの自民党の点検や朝日新聞のアンケートにおいて、盛山氏は選挙支援について明らかにしていませんでした。

2024年

2月

06日

毎日新聞・2月6日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル編集本部次長・草野和彦

【仏原発の街 廃炉で翻弄】欧州の「原発大国」フランス。2011年の東京電力福島第1原発事故を受けて各原発の段階的閉鎖が決まりました。ですがその後、地球温暖化対策への意識の高まりを受けて、原発再拡大へとかじを切りました。そうした中で唯一、廃炉が決まったのが東部の農村地帯にある国内最古のフェッセンハイム原発です。ただ、50年近く原発に支えられてきた周辺自治体の経済転換は容易ではないことが、特派員のルポで浮かび上がりました。「原発依存の経済を作ったのが国ならば、廃炉後の地域経済の自立を最後まで支援する責務も国にある」。専門家のこうした指摘はフランスだけでなく、日本にも当てはまります。(1、3面)

2024年

2月

05日

朝日新聞・2/5【イチ押し】顔見えないから結べた縁 仮想空間「メタバース」婚活(社会面) 発信者:林 尚行(編集局)

夫婦の出会いの上位に「マッチングアプリ」がランクインする時代。バーチャル空間が出会いのきっかけになる「婚活イベント」が開催されています。どんな人たちが、どんな思いで、どんな縁結びの機会を求めて集まっているのでしょうか。あるカップルの出会いを追いました。

2024年

2月

05日

毎日新聞・2月5日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【ストリートピアノは新たな文化か騒音か】

 

 駅などに置かれ、誰でも自由に弾くことができる「ストリートピアノ」。ユーチューバーのよみぃさんらの活躍もあって全国に広まり、680台が設置されているそうです。一方、一部利用者のマナー違反などで撤去された例もあります。人々の触れ合いを生み出す新たな文化は、どうすれば続いていくのでしょうか。「騒音だ」という苦情との折り合いをつけるためにどのような配慮や取り組みが必要なのか考えました。(社会面)

2024年

2月

04日

朝日新聞・2/4【イチ押し】がんとともに 「知」と「気」で向き合う 楽しくね 秋野暢子さん(特設面) 発信者:池田 敦彦(編集局)

4日は、がんへの意識向上を促す「世界対がんデー」(World Cancer Day)。頸部食道がんと向き合った俳優の秋野暢子さん(67)は、この病気にどんな思いを抱いてきたのでしょうか。5年生存率が3割という治療法を選んだ秋野さんは、「人生には時間の限りがあるということは、より痛切に理解しました」としつつ、「私は自分の生きたいように生きようと思っています。楽しくね」と語ります。

2024年

2月

04日

朝日新聞・2/4【イチ押し】大人の学びは「好き」から 草彅剛(文化面) 発信者:池田 敦彦(編集局)

稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんによるリレー連載「地図を広げて」は、今回は草彅剛さん。韓国語をマスターした草彅さんですが、どんな気持ちで、どのようにして学んできたのでしょうか。大人の学習、学びで大切なことは、「好き」を見つけることだと言います。

2024年

2月

04日

毎日新聞・2月4日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【性暴力 何十年も消えぬ傷/小学校時代 担任から被害/<迫る>】「あなたが担任から被害を受けていたこと、知ってたよ。助けてあげられなくてごめんね」。約30年前に担任教師から受けた性暴力を一人抱え込んできた40代の女性は、同窓会をきっかけにその封印を解きます。しかしそれは、つらく苦しい闘いの始まりでもありました。加害者の同僚だった教師の協力を得ながら、自身の性被害に向き合い、再発防止を図る活動を続ける彼女の闘いをたどります。(一、三面)