毎日新聞・今日のイチオシ! 3月29日付朝刊【誤算の米 「四つの作戦」】

イラン情勢の混迷の度合いが増しています。米国とイスラエルによる対イラン軍事作戦は、イラン首脳部を一掃する「斬首作戦」によって一気に体制転換を図ろうとしていました。しかしイラン側の徹底抗戦は計算外だったようです。ホルムズ海峡の事実上の封鎖が長引く中、米政府内では四つの軍事的選択肢が検討されているそうです。その目的は「イランに停戦交渉に応じさせ、トランプ大統領が一方的にではあっても勝利宣言を発することができる状況にする」こと。とはいえ本格的な地上侵攻は、イラクやアフガニスタンのように泥沼化する可能性が高い。検討されているのは限定的な軍事力行使。その内容から見えてくるのは、自ら始めた戦闘の決着を付ける道筋を見いだせない米側の苦境です。(国際面)