毎日新聞・2月11日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集局次長 田中成之

【「高市現象」は一種の社会現象?】

 8日投開票の衆院選は、自民党が単独で3分の2超の議席を確保する歴史的大勝をおさめました。その根源はなんなのか。「高市人気」によるものであることはもちろんですが、なぜそれほどの人気があるのか。「高市現象」を分析する1面インタビュー企画「考」を始めました。

 初回はネットに詳しい成蹊大の伊藤昌亮教授。「炎上社会を考える」などの著書があります。伊藤教授は、世の中が「ポジティブ思考」を求めていると指摘し、高市首相が「庶民感情の動きをことごとく捉えた」と分析しました。

 伊藤教授は「政策論争をしない」ことも高市人気の一因としています。3面では「高市1強」の分析として、選挙戦で高市首相が政策の細かい論点に触れていないことを例証しています。社会面では、中道改革連合の選挙運動の現場にきしみがあったことや、公明党を支持する創価学会員が感じたもどかしさを詳報しました。