毎日新聞・12月19日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集局次長・石川隆宣

【安倍氏銃撃 無期懲役求刑/検察「暴力で変革許されぬ」/奈良地裁】

 安倍晋三元首相が奈良市で2022年7月、参院選の応援演説中に銃撃され死亡した事件で、殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)に対し、検察側は18日、奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれた公判で、無期懲役を求刑しました。選挙演説中に凶弾に倒れるという戦後史に例を見ない事件の公判。旧統一教会への恨みから元首相を銃撃したとされる山上被告に対し、検察側の選択は、死刑ではなく、無期懲役でした。

 被告が手製銃を製造して安倍氏を殺害したことや、被告に刑事責任能力があることに争いはなく、量刑が最大の争点となっていました。

 検察側が論告で述べた事件の動機や刑事責任の重大性、弁護側が反論した最終弁論など、双方の主張のポイントを社会面でまとめました。専門家の見方も交えて解説しています。論告の要旨、最終弁論の要旨も併せて伝えます。判決は1月21日です。(1面、社会面)