毎日新聞・12月11日付朝刊「今日のイチオシ!」デジタル編集本部長 井上俊樹

【出産時規定改定へ調整 将棋連盟 福間清麗要望受け】将棋の女流棋士、福間香奈清麗(33)からタイトル戦の妊娠・出産に関する規定の変更を求める要望書を受け取った日本将棋連盟は10日、規定について「棋戦全体の公平性という原則を維持しつつ、改定案を調整中」とする見解を公表しました。現在の規定は出産前後計14週とタイトル戦が重なった場合、出場資格を失わせる内容で、記者会見で福間清麗の代理人の弁護士も「人権上も極めて重大な問題を含んでいる」と指摘しました。

 今回の問題は、2024年に妊娠した福間清麗がタイトル戦の日程変更を求めたものの、将棋連盟との協議に折り合いが付かず、二つの棋戦で不戦敗となったことでした。女性の働きやすさを追求する時代に即した対応を将棋界に促した福間清麗の要望に、将棋連盟はどう応えるのでしょうか。今後の議論に注目が集まります。(社会面)