【単位取れないのはなぜ? 検査で知った自分の特性】佐賀大学に入学した男性は成績表を見てぼうぜんとしました。まさか、こんなに悪いなんて――。単位が取れたのは十数の授業科目のうち二つだけ。3年を目前にして留年が決定的になりました。大学の「キャンパスライフサポートルーム」に相談し、検査を受けたところ、自分の特性が明らかに。四つの指標の得点を比べると、得意と不得意に大きな差がみられました。「発達障害でみられるような特性がある」。半年後に医療機関を受診したところ、不注意が目立つタイプの注意欠如・多動症(ADHD)と診断されました。
発達障害は、生まれつきの脳機能の障害によるさまざまな特性によって、生活に支障をきたす状態のことを指します。国内で診断を受けている人は推計で87万人。程度の差はあれ、発達障害の特性は誰もが持ちうるもので、困りごとにつながるかどうかは環境に左右されます。そんな発達障害について紙面で随時紹介し、課題やどう向き合っていくかを考えていきます。(1面、3面)
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