毎日新聞・11月4日付朝刊「今日のイチオシ!」 統括社会部長 佐藤敬一

【ヒグマ強襲からの生還 4年たっても続く後遺症】 背中に深く刻まれた爪痕、腕に色濃く残るかまれた傷。後遺症が残る左脚や右脇腹をかばうように歩く姿からは、ヒグマの猛威が容易に想像できます。人口190万超の札幌市の市街地でクマの襲撃を受けた男性は、社会生活に復帰できたものの、人生が一変しました。男性は身体的にも経済的にも取り返しのつかない痛手を被ったと感じています。「雨が降ったり、寒くなったりすると傷が痛みます。接客中に笑顔を見せられないこともある。夜道は歩けません。出てくるかもしれないから……」。4年前のあの恐怖の瞬間を振り返りました。(1面、社会面)