【高市首相選出へ最終調整 維新「閣外協力」の方向】政策協議を進めている自民党と日本維新の会の両党は21日の首相指名選挙で、維新の与党入りに伴い、自民の高市早苗総裁を選出する最終調整に入りました。両党は政権の形態について、維新からも閣僚を出す「閣内協力」ではなく、当面は維新が閣僚を出さず、政策協定を結び与党として政権に参加する「閣外協力」とする方向で、詰めの協議を急いでいます。
維新は19日午後に大阪市内で常任役員会を開き、吉村洋文代表ら執行部が協議について報告します。執行部は役員会で一任を取り付けたうえで、20日の自民との最終的な協議に臨みます。
自民は安定した政権運営を目指すため、維新に閣内協力を求め、複数の閣僚ポストを打診しています。しかし、維新は将来的な閣内協力を見据えつつ、政策協議での合意事項への対応を見定めるため、「まずは閣外協力から」(維新幹部)との意見が強まっています。(一面)