10月12日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集局次長 佐々木洋

【公明、小選挙区擁立縮小論 衆院選、野党と連携余地】 自民党との連立政権を解消した公明党内で、次期衆院選小選挙区に擁立する候補者数を減らす案が浮上しています。公明はこれまで、自民と小選挙区をすみ分け、相互に推薦することで選挙協力をしてきました。今後は自民の支援が見込めなくなるため、支持母体である創価学会の組織力を比例代表と当選見込みのある選挙区に集中させる狙いがあります。選挙区によっては、公明が野党と連携する余地も出てきます。一方で、ある自民関係者は、公明が撤退した選挙区には当然候補者を立てると語っており、これまでの選挙の構図は大きく変化しそうです。(1面、2面)