【米のガザ和平案合意/イスラエル ハマス対応焦点 /即時停戦・人質解放】
トランプ米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相は29日、ホワイトハウスで会談しました。トランプ氏は会談後の共同記者会見で、米が提案したパレスチナ自治区ガザ地区の戦闘終結や戦後統治などに関する計画について、イスラエルと合意したことを明らかにしました。
ホワイトハウスによると、提案は20項目で構成。即時停戦、ガザ地区のイスラム組織ハマスが拘束する人質の解放、ハマスの武装解除のほか、「イスラエルがガザを占領・併合しない」ことも盛り込まれています。イスラエルが戦闘終結と戦後統治に関する米国の計画を受け入れたことで、焦点はイスラム組織ハマスの対応に移りました。ただ、米国案には詳細が不明瞭な部分もあり、そのまま実行に移されるかは現段階で見通せません。イスラエルはハマスが受諾できないことを見越して、和平案に合意したのではないかとの観測もあります。識者の見方も含め、この問題に迫ります。