朝日新聞・9/30【イチ押し】ハンカチの中で生き続ける少女 隣に座っていた私(社会総合面) 発信者:林 望(編集局)

福島県いわき市で暮らしていた鈴木姫花(ひめか)さんは、東日本大震災の犠牲になりました。当時10歳。生前、彼女が灯台をモチーフに描いた絵は、京都のデザイナーの目にとまり、ハンカチになりました。その話にひきつけられた記者は遺族が住む家を訪ね、声を上げました。姫花さんとの思わぬ縁に気づいたからです。東日本震災に見舞われた人々の思いや教訓、人生などを伝えてきた「てんでんこ」。新しいシリーズ「記者も、被災者だった」が始まりました。