毎日新聞・9月20日付朝刊「今日のイチオシ!」デジタル編集本部長 井上俊樹

【自民総裁選5氏の争い 政権枠組み軸に論戦へ】高市早苗前経済安全保障担当相(64)が19日、記者会見で自民党総裁選への立候補を表明しました。小泉進次郎農相(44)も20日に公約を発表する予定で、総裁選は5氏で争う構図がほぼ固まりました。

 1955年の結党以来初めて衆参両院で少数与党に転落した自民にとっては、安定政権をどのように築くかが最大の課題になります。野党との連携など政権の枠組みのあり方を中心に論戦が繰り広げられることになりますが、もう一つの焦点は世代交代が進むかどうかです。仮に小泉氏か小林鷹之元経済安全保障担当相(50)が勝利し、首相に選ばれれば戦後最年少首相になります。「刷新感」かベテランの経験か。岐路に立つ自民は党再生を誰に委ねるのでしょうか。(1、3面)