毎日新聞・9月10日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集局次長・石川隆宣

イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への侵攻が続く中、欧州を中心にパレスチナを国家承認する方針の表明が相次いでいます。国連総会に合わせて22日に開かれるパレスチナ情勢を巡る首脳級会議に向けて、各国が正式に表明する見通しです。国境画定などの難題が残り、「パレスチナ国家」樹立の展望が開けない状況で、なぜ国家承認の動きが出ているのでしょうか。イスラエルの反発や、各国の思惑を歴史的経緯を辿りながら探りました。9日にはカタール・ドーハで爆発があり、イスラエルが「ハマスの幹部を標的にした」と発表。ガザを巡る状況は混迷を深めています。(3面、外電面)