【首相、進退「しかるべき時に」自民参院選総括 党四役が辞意】自民党は2日、党本部で両院議員総会を開き、大敗した7月の参院選の総括を報告しました。石破茂首相は総会で参院選敗北について「総裁である私の責任であり、そのことから逃れることは決してできない」と強調したうえで「地位に恋々とするものでは全くない。しかるべき時にきちんとした決断をする」などと述べました。ただし、決断時期については明言しませんでした。
総会後には、記者団に物価高対策やトランプ米政権の関税政策への対応などを挙げ、「まずは国民がやってもらいたいと思っていることに全力を尽くす」と強調しました。
また、森山裕幹事長は首相に進退伺を提出し、首相は「適切に判断する」と留保しました。鈴木俊一総務会長、小野寺五典政調会長、木原誠二選対委員長も辞意を表明。党四役が一斉に辞意を示す事態に発展し、政権運営は困難を増しています。(一面、三面、総合面)