【米露首脳15日会談 ウクライナ停戦協議 和平実現予断許さず】
トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が15日に米アラスカ州で会談することになりました。対面での米露首脳会談はバイデン前米大統領時代の2021年6月以来4年2カ月ぶりで、ロシアによるウクライナ侵攻後は初めてです。会談では停戦などについて協議します。トランプ氏は「一部の領土の返還や交換」を検討していると明言していますが、ウクライナのゼレンスキー大統領は領土の割譲を拒絶しています。トランプ氏は8日、ホワイトハウスで記者団に「両者(ロシアとウクライナ)にとってより良い領土の交換になるだろう」と述べ、和平の実現に意欲を見せていますが、ウクライナ抜きで大国同士が「合意」すれば事態を一層混沌とさせる恐れもあり、事態打開につながるのか見通せません。(1、3面)