【硫黄島から17通のはがきと手紙 元兵士の遺族が80年保存】太平洋戦争の激戦地、硫黄島で戦死した兵士が内地の家族に送ったはがきと手紙計17通を、京都府宇治市の遺族が80年以上、大切に保管していました。激戦地からの私信がこれほど多く残るのは珍しいことです。今年81歳になる兵士の長女は、母から受け継いだ「硫黄島からのはがき」を長く読むことができませんでした。「つらかったから」。それでも戦後80年の今年、記者に見せることを思い立ちました。「二度と戦ってはならない。父のはがきを記事にしていただくことで、(平和の)役に立てば」と話しました。(一面、社会面)