朝日新聞・7/29【イチ押シ】福島県双葉町はいま(社会・総合面) 発信者:武井 三聡子(編集局)

「原子力 明るい未来のエネルギー」。福島県双葉町のJR双葉駅近くの商店街の入り口にはかつて、こんな標語を掲げた看板がありました。今年3月、看板は壊されました。その様子を写真に収めていたのは、大沼勇治さん。小学校6年生の時、標語を提案した男性です。「国策の失敗」の痕跡を残しておきたかった大沼さんは、看板の保存を訴えましたが、町は解体を決めました。大沼さんや、町の人々を通して、双葉町の今を伝える連載が始まりました。