【第2次トランプ米政権発足半年 変容するアメリカを追う】トランプ米政権は1月の発足直後から不法移民対策の強化を打ち出し、「史上最大の国外追放」に着手しています。摘発対象は農場や工場、ホテルなどで働く労働者にも広がっていて、重労働の現場では人手不足を懸念する声が高まっています。特に全米で有数の農業州であるカリフォルニア州では移民が貴重な労働力となっており、深刻な問題となっています。
「米国の黄金時代」を築くと宣言したトランプ大統領。高関税措置の実施や不法移民対策の強化などの公約を次々と実行していますが、こうした強権的な手法によって米国の姿はどのように変容しているのか。第2次トランプ政権の発足から半年となった現地から報告します。(1,4面)