【「血みどろになっても…」/首相側近、投開票前夜に固めた「賭け」】
第27回参院選の議席(全125議席)が確定しました。自民、公明両党は計47議席にとどまり、参院全体の過半数を維持できる50議席を下回りました。その結果、衆院に続いて参院でも少数与党に転落。今後の政権運営はより厳しさを増すことになりましたが、石破茂首相は続投の方針を正式に表明しました。
自らが掲げた「必達ライン」の50議席に届かないことが事前に予測された中、自民党内では何が起きていたのでしょうか。舞台裏を取材し、3回にわたって報告します。
紙面では、石破政権が今後直面する厳しい状況や野党の反応のほか、多極化が進んだ参院選結果の分析、識者による座談会なども掲載しています。