【起訴取り消し4年 直接謝罪 大川原冤罪事件で警察・検察】横浜市の化学機械メーカー「大川原化工機」の社長らが逮捕された冤罪(えんざい)事件で、警視庁と東京地検の幹部が20日、同社を訪れ、直接謝罪しました。国賠訴訟で「違法捜査」が確定したことを受けた対応で、地検が2021年7月に起訴を取り消してから約4年がたっての謝罪となります。しかし、警視庁、東京地検ともに組織のトップは姿を見せず、警視庁の副総監が謝罪相手の名前を間違える一幕も。違法捜査の過程で亡くなった同社の元顧問の遺族は納得できずに同席を拒否し、第三者を加えた捜査の検証などを求めました。(1面、社会面)