【首相が「減反」見直しに意欲/米価は3週ぶり下落/備蓄米には行列も値下げ効果は未知数】
価格高騰や品薄が国民生活を直積するコメを巡り、石破茂首相は2日の参院予算委員会で、事実上の「減反」である生産調整の見直しに意欲を示しました。小泉進次郎農相もコメ価格抑制に対する農林水産省の対応を「今まで見立てを誤ったことも事実だ」と批判し、「新米が出回れば大丈夫だと言ったが大丈夫でなかった」とも述べました。一方、5月19~25日に全国のスーパーで販売されたコメ5㌔当たりの平均価格(税込み)は3週ぶりに下落し、前週比25円安い4260円でした。随意契約による政府備蓄米は都市部の小売店などで販売が始まり、コメを求める消費者が押し寄せましたが、全体の価格抑制につながるかどうかは見通せません。コメ政策を巡る動きをまとめました。(1、3、5面)