【権力監視 寄付支え 非営利ネット報道の挑戦】モンテスキューが「法の精神」で示した三権(立法、行政、司法)の分立は多くの民主主義国家が採用する大原則。その三権を監視する「第四の権力」の役割を期待されてきたのがジャーナリズムです。しかし、丹念な取材をベースに書いた事実よりも刺激的なうわさ話が利益を生む「アテンションエコノミー(関心経済)」の下、新聞などの「オールドメディア」は苦戦を強いられています。交流サイト(SNS)が発達した今、権力を監視する公器はいかにあるべきなのでしょうか。各地で誕生している非営利のウェブメディアの挑戦を取材して考えました。(一、三面)