自由と民主主義を掲げて米国が戦後築いてきた国際秩序が、他ならぬ米国を震源に揺らいでいる。資本主義や近代のシステムについて根源的な思索を重ねてきた経済学者の岩井克人さんは、超大国の自壊的な「自国第一」の振る舞いの背後には、自らの特権と役目についての根本的な誤認があると看破する。米国が世界に及ぼしてきた影響力の正体とは何か。米国が米国でなくなる時、何が起きるのか。碩学の目に映る、世界と日本の行く末は。
自由と民主主義を掲げて米国が戦後築いてきた国際秩序が、他ならぬ米国を震源に揺らいでいる。資本主義や近代のシステムについて根源的な思索を重ねてきた経済学者の岩井克人さんは、超大国の自壊的な「自国第一」の振る舞いの背後には、自らの特権と役目についての根本的な誤認があると看破する。米国が世界に及ぼしてきた影響力の正体とは何か。米国が米国でなくなる時、何が起きるのか。碩学の目に映る、世界と日本の行く末は。