【論文盗用疑惑触れ不採用 二松学舎大 教員募集応じた非常勤講師】 二松学舎大の前学長による論文盗用を巡り、疑惑が報じられた段階でこの問題を授業で取り上げたなどとして、大学側が文学部専任教員の募集に応じた非常勤講師の30代男性を不採用にしていたことが分かりました。大学側は「前学長に対する名誉毀損(きそん)の恐れがある」と主張しますが、研究業績などを踏まえて男性を「採用候補者」とし、大学側に上申した文学部教授会は「報道されたことに触れて何が問題なのか。前学長の不正に蓋(ふた)をしたいだけだ」と反発しています。(社会面)