【新ローマ教皇にレオ14世 初の米国出身】次期ローマ教皇選挙(コンクラーベ)が決着し、レオ14世(69)が第267代教皇に選出されました。米国出身者の教皇選出は史上初めてです。レオ14世は選出後の演説で「全ての人に開かれた教会」を掲げ、多様性を重視したフランシスコ前教皇の路線を継承する姿勢をにじませました。米国に世俗と宗教の影響力が集中するのを避けるため、「米国人は教皇に選ばない」という不文律があると言われてきた中で、なぜ米国出身のレオ14世が選ばれたのか。世界に約14億人いるキリスト教カトリック信徒を新教皇はどう導こうとしているのか。選出の背景と今後の展望を探りました。(1、3面)