【トヨタが34%減益予想/26年3月期/トランプ関税・円高で】
トヨタ自動車は8日、2026年3月期連結決算の業績予想について、最終(当期)利益が前年比34・9%減の3兆1000億円になるとの見通しを示しました。円高傾向やトランプ米政権による関税措置の影響が利益を押し下げるとみています。自動車業界は裾野が広い産業であり、トヨタに部品などを供給するサプライヤーに影響が出てくる可能性が高まります。トヨタは国内生産300万台態勢という方針を維持する方針を示していますが、ある下請けメーカーは「我々の売り上げも減少するだろう」と危機感を強めています。現場を取材しました。(1、3面、経済面)