【世界秩序破壊の100日 トランプ氏、大統領令140本】トランプ米大統領の2期目の就任から29日で100日となりました。米国第一主義を掲げ、圧力をかけて譲歩を迫る「取引外交」で世界を翻弄するトランプ氏ですが、外交ではこれまでのところ目立った成果を上げられていません。日本などの同盟国に対しても高関税を課してきたトランプ氏は、関税を米製造業の復活など自身の目標をかなえる「万能薬」と信じ込んでいる節がありますが、猛烈な勢いで進んだ市場の「米国売り」を背景に、ここにきて軌道修正も余儀なくされています。自信満々のトランプ氏も、今後は「焦り」を感じさせる場面が増えてくるのかもしれません。(1、3面)