【小中授業5分短縮 学習指導要領改定諮問】阿部俊子文部科学相は25日、学習指導要領の改定を中央教育審議会に諮問しました。学校や教育委員会の裁量で、小学校は現在の1コマ45分を40分に、中学校は50分を45分に短縮できるようにすることなどを検討します。空いた時間を柔軟に活用し、児童や学校の実態、興味・関心に沿った活動を充てることなどを想定しています。学習指導要領は各学校で教える学習内容の最低基準で、今回改定する内容は2030年度以降、小学校から順次実施される見通しです。ただ、教える内容が減らないまま授業時間が短縮されれば教員の負担感が強まりかねず、基礎学力低下の懸念も拭えません。先行して5分短縮を導入している自治体の事例を取材しました。