【異例の補正予算案「修正」 立憲賛成で衆院通過へ 年収の壁も合意】
石破政権は補正予算案を巡り、政策協議を続けてきた国民民主党に加え、野党第1党の立憲民主党からも協力を取り付けることに成功しました。能登半島地震被災地の復興を巡る立憲民主党の修正要求を受け入れ、「103万円の壁」などで国民民主党の主張を反映する文書を交わして可決への道筋を付けました。
衆院選で自民、公明両党は過半数割れして「少数与党」となりましたが、政策ごとに協力する相手を変える「部分連合」を模索し、「両てんびん」が奏功。政権の枠組みを巡って複数の「選択肢」を得た形となります。紙面では各党の思惑や今後について深掘りしています。(1面、2面)