毎日新聞・8月8日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集局次長 男沢和彦

【東電が原電に電力料前払い 3年間で1400億円】原発専業の日本原子力発電に対し、東京電力が、原発の安全対策の工事費用に3年間で約1400億円を支払っていました。将来、原電から販売される電力への「料金の前払い」が名目です。ところが、原電が保有する原発4基のうち2基は廃炉作業中です。敦賀2号機は再稼働が不許可となる見通しです。残る東海第2原発も再稼働の道筋は見えません。東電の株主などから妥当性を問う声が出そうです。(一面)