毎日新聞・5月26日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集局総務 麻生幸次郎

【頂点つかんだ「自分流」 車いすテニス界の新星/「迫る」】「国枝慎吾2世ではなくて、小田凱人として見てほしい」「子どもたちのヒーローになりたい」。全仏オープンで初優勝し、4大大会史上最年少優勝という快挙を成し遂げた小田凱人(ときと)選手は、実績もさることながら、発する言葉も規格外です。小学校低学年のときに骨肉腫を患って車椅子の生活を余儀なくされた小田選手ですが、大病と手術を経ても夢や人生目標は少しもぶれていないようにみえます。その軌跡に迫りました。(一面、三面)