毎日新聞・4月10日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集局次長 男沢和彦

【コモンエイジ 自治体事業に決済大手】

 埼玉県鶴ケ島市の焼き鳥店で先月上旬、突如お客さんの行列が出来ました。1日1000本の売り上げが、3月は2000本近くに増えました。大繁盛を招いたのは鶴ケ島市が国の物価高対策の交付金を使った「生活者応援キャンペーン」です。背景を探ると、キャッシュレス決済を利用した地域振興の難しさが見えてきました。