毎日新聞・3月17日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・堀雅充

【迫る:過労死遺族に寄り添う弁護士】

 

 「過労死」という言葉すらなかった時代から過労死や過労自殺の遺族に寄り添い続けてきた弁護士がいます。記録が残る2002年以降だけでも約500件に携わってきましたが、一般の弁護士で数十万円とされる着手金を受け取ったことがありません。依頼者がいれば、自ら会いに行きます。その理由について「お金の問題で労災申請や裁判を諦めてほしくない」と語ります。大阪・堺市の事務所にいるのは週2日程度。裁判資料が詰まったリュックが相棒の「旅する弁護士」の思いに迫りました。(1面、3面)