毎日新聞・11月9日付朝刊「今日のイチオシ」 編集編成局次長 鮎川耕史

1等米4.3%の衝撃】米どころ・新潟県産コシヒカリの今年の1等米比率が昨年を大きく下回る見通しです。原因は「暑い夏」。コシヒカリは全国のうるち米作付面積の3分の1を占める人気品種。なかでも魚沼産コシヒカリは米のトップブランドとして名高く、贈答用などとして取引されることもあります。今年はでんぷんの蓄積が不十分で白く濁ってみえる低品質の「白未熟粒」が大量に発生。夏の異常な気温上昇が一因とされており、米の生産農家に危機感が広がっています。(1面、3面)