毎日新聞・8月18日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【売れる絵に「俺が改変」 反「生成利用」画家標的/AI新時代】昨年12月、ある画像投稿サイトに掲載された少女のイラストが、ほぼ同じ構図のまま細部を変えられ、別のブログに載せられていました。関西地方に住むクリエーターの女性が手描きした作品を、AIに読み込ませて画像を作ったという趣旨の説明が、そのブログにはありました。「元の数千倍可愛くて売れそうな絵!!」「『売れる絵』を出せるAIを否定しているんですか」とも。元の作品には、イラスト作成へのAI利用に反対する女性の思いが込められていたのです。ブログの投稿者は、AI利用に反対するクリエーターらを標的にしていたとみられます。

 

多くのAIは既存の絵や写真を無断で大量に読み込み、そのデータを基に新たな画像を作り出します。著作権侵害なのか、技術革新のために許されるのか。議論と現状を追いました。(1、3面)