毎日新聞・7月14日付朝刊「今日のイチオシ!」 くらし科学環境部長 清水健二

【海外パビリオン申請ゼロ 25年大阪万博、協会が建設代行提案】2025年大阪・関西万博の開幕まで2年を切る中、万博の「目玉」とも言える海外パビリオンの建設に必要な申請が、大阪市に1件も出ていません。万博協会は整備を加速するため、参加国に代わって業者へ発注をする「建設代行」を提案したことを明らかにしました。ただ、この仕組みだと建物自体の独創性や魅力が失われる懸念があり、公費負担も増えるかもしれません。建設業界からは「これで開幕に間に合うのか」と心配する声も出ています。(一、三面)