毎日新聞・6月25日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【プリゴジン氏反乱/ワグネル、軍と戦闘】ロシアの民間軍事会社ワグネルとロシア軍が衝突する事態になり、ウクライナ侵攻への影響は必至です。プーチン大統領は緊急のテレビ演説で、ワグネルの行動を「反乱」と位置づけて創設者のプリゴジン氏を指弾し、軍が鎮圧を図っています。軍とワグネルの対立は以前から表面化していましたが、プーチン氏は自身をその中間に位置づけることで、政治的な求心力を保とうとした面が見られました。しかし、今回はそうしたプーチン氏の統治手法が裏目に出たと識者は分析し、軍内からワグネルへの同調者が出るかどうかが焦点だと指摘します。緊迫が高まるロシア情勢の背景を探り、今後を展望しました。(1、3面)