毎日新聞・6月1日付(木)「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 鮎川耕史

【日本版CDC設置決まる 「本家」との違いは】 新たな感染症の危機に備え、国立感染症研究所と国立国際医療研究センターを統合した「国立健康危機管理研究機構」の設立が31日、正式に決まりました。参院本会議で関連法が可決され成立しました。新型コロナウイルス感染症が流行した初期の段階で、対策に不可欠なデータ収集やリスク評価が既存の組織で十分に行えなかったことをふまえた施策です。米国の疾病対策センター(CDC)になぞらえて「日本版CDC」と言われていますが、「本家」との違いもあり、人材確保などの課題も浮上しています。(新総合面)