毎日新聞・5月17日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長 麻生幸次郎

【生成AIと教育 悩む距離感】教育現場が「チャットGPT」など生成AIとの距離感を模索しています。デジタル技術の恩恵は大きく、利用の流れが強っているものの、デメリットも考えられます。ただ、授業への活用を試している高校教諭は「使ってみたからこそ、良い面も悪い面も分かる」と話します。一方、学生を採用する企業には、応募の際に提出させるエントリーシートの作成などで使われると、当人の考えや能力の評価が難しくなるため、困惑もあります。関係者は「学生のAI利用は不可逆的な流れといえる。それと採用活動がどう共存できるかを考え、対策を講じる必要がある」と話します。(1、3面)