毎日新聞・きょうのイチオシ!4月24日朝刊 編集編成局次長・猪飼順

次期衆院選の前哨戦とも目される衆院千葉5区、和歌山1区、山口2、4区、参院大分選挙区の衆参5補選が23日、投開票されました。衆院山口2、4区と千葉5区、参院大分選挙区はいずれも自民党の新人が組織力を生かして勝利しました。衆院和歌山1区は、日本維新の会の新人が、自民元職ら3人を破りました。維新公認候補が和歌山の小選挙区で当選したのは初めて。

 

 5補選は岸田文雄首相の少子化対策や防衛政策などが争点となりました。岸田内閣の支持率上昇傾向もあり、自民党は4勝1敗で議席が1増となりましたが、保守地盤の厚い和歌山で維新に敗れるなどダメージもあります。維新の勢いをどう評価するかが首相の衆院解散戦略を左右しそうです。(14版から1,3面)