毎日新聞・2月5日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・草野和彦

【迫る/流産や死産 心のケアへ一歩】国内では毎年、2万人ほどが死産や流産を経験しています。生きた我が子を抱けなかったショックが癒えないまま、自治体の窓口で心ない対応を受けた人がいます。引きこもりがちになる人もいます。そうした人たちよる自助グループが各地で活動しています。あるグループの主宰者は「孤立が一番怖い。当事者同士が支え合うピア(仲間)サポートこそが大切」といいます。当事者たちの実情が知られるにつれ、サポートを始める自治体も出てきました。死産や流産を経験した人たちの心情と、彼女らを支える動きに迫ります。(12版から1、3面)