毎日新聞・12月13日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・草野和彦

【読む政治/自民、維新にすり寄り】世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を受けた被害者救済法案の成立を巡り、自民党は露骨ともいえる日本維新の会へのすり寄りをみせました。一方、保守色が強い維新と、リベラル志向の勢力も抱える野党第1党の立憲民主党は臨時国会で共闘路線をとりました。自民、立憲、維新それぞれにあった思惑とは。とりわけ際立ったのは、自民、立憲の双方と連携して「実」を取る、融通無碍ともいえる維新の戦略でした。(12版から1、3面)