朝日新聞【イチ押し】生徒の演奏「著作権料は不要」 社会面 発信者:吉村 千彰(編集局)

音楽教室のレッスンで生徒が演奏する際に、教室は著作権料を払う必要はないと、最高裁が判断を示しました。支払いを求める日本音楽著作権協会(JASRAC)の上告を棄却し、JASRACの一部敗訴が確定しました。最高裁は1988年にカラオケスナックをめぐる裁判で、客が歌う場合も店が著作権料を支払うと判断しましたが、今回はそれに当てはめませんでした。音楽教室側は「実態を踏まえた判断」と歓迎、指揮者も「常識的で妥当」としています。