毎日新聞・10月23日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル編集本部次長・小坂大

【政府・日銀 深夜のサプライズ為替介入】

 

 

ニューヨーク外国為替市場で21日、円が対ドルで急落したため、日本政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入に踏み切りました。円相場は21日深夜から22日未明にかけて1ドル=15190銭台から14620銭台まで、一気に6円近く円高方向に値を戻しました。岸田文雄首相がオーストラリアに外遊中の深夜に異例の大規模介入を海外市場で実施したことになります。岸田首相も介入の有無は明らかにしませんでしたが、複数の関係者が取材に認めました。売買の手口を見せずに意表を突く「覆面介入」が効果的との判断のようですが、市場からは「政府は本気だ」「こんな時間にも、ここまで介入できるのか」と驚きの声が上がりました。急速な円安進行に一定の重しとなったサプライズ介入の背景と効果を検証しました。(12版から1、4面)