毎日新聞・10月13日付朝刊「きょうのイチオシ!」    編集編成局次長・猪飼順

【円急落 一時146円台後半 介入の効果、半月で消える】12日の東京外国為替市場で円相場が対ドルで急落し、一時1㌦=146円台を付け、1998年8月以来約24年ぶりの円安・ドル高水準を更新しました。政府・日銀が9月22日に実施した円買い・ドル売りの為替介入直前の145円90銭を突破し、円安を是正する介入の効果はほぼ半月で消えたことになります。12日のニューヨーク市場では、146円台後半まで円安が進行。政府・日銀が再び介入に踏み切るか、市場に警戒感が広がっています。(12版から1面、2面)