毎日新聞・10月7日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・草野和彦

【国連見透かす北朝鮮】北朝鮮が6日、2発の弾道ミサイルを発射しました。国連安全保障理事会では当時、日本上空を通過した2日前の弾道ミサイルの発射について対応を協議中でした。北朝鮮の核兵器開発を巡ってはこれまで、安保理の一連の対北朝鮮制裁決議が「カネ・ヒト・モノ」を締め付ける役割を果たしてきましたが、今年5月には中露が初めて決議案に対して拒否権を発動。背景には、台湾やウクライナ情勢を巡る対欧米関係の悪化などがあります。安保理内の分断を見透かしたかのように、北朝鮮は弾道ミサイルの精度を上げるための発射を継続しており、日本への脅威の度合いは増すばかです。(12版から1面)。