毎日新聞・9月23日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・草野和彦

【円安一時145円 為替介入】政府・日銀は22日、24年ぶりの円買いの為替介入に踏み切りました。日米間で金融政策の方向性の違いが鮮明になり、1ドル=145円台まで円安が進んだことに危機感を募らせた結果です。この円相場は1998年8月以来です。円相場は急騰し、一時は1ドル=140台を付けました。ただ、日銀は金融緩和を、米国はインフレ抑制のために利上げをそれぞれ継続する構図が変わらない中、為替介入の効果はいつまで続くのでしょうか。専門家の分析もまじえて探りました。(1面と3面)