朝日新聞・7月18日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・田中泰義

【米大統領が中東歴訪 実利重視へ転換】バイデン米大統領は16日、就任後初となる中東地域の歴訪を終えました。11月の中間選挙を控え、燃料費高騰への対策を迫られたバイデン氏は、冷遇してきた産油大国サウジアラビアとの関係改善にかじを切りました。人権重視を掲げる「価値観外交」から実利重視姿勢に転換した格好ですが、訪問が原油増産につながるかは不透明で、サウジの存在感ばかりが際立ちました。(3面)