朝日新聞【イチ押し】暴力の連載を止めるために ノンフィクション作家保阪正康さんに聞く 発信者:吉村 千彰(編集局)

 安倍晋三元首相の銃撃事件は民主主義を揺るがす凶行だ――日本の近現代史に詳しいノンフィクション作家の保阪正康さんは「暴力の連鎖」を懸念しています。1932年、青年将校によって犬養毅首相が射殺された事件に関する著書もある保阪さん。戦争が起こったとき、どちらかの暴力は正しいという議論になり、「暴力はいけないという基本を見失ってしまう」という危険性に警鐘をならしています。