毎日新聞・7月6日付朝刊「今日のイチオシ!」      編集編成局次長・平地修

【小麦高騰 日常食ピンチ 国産安定生産難しく】ロシアによるウクライナ侵攻の影響などで小麦粉の価格が上昇。小麦粉を原料とするうどん店やパン製造メーカーからは悲鳴が上がっています。世界の小麦輸出量の4分の1を占めるロシア、ウクライナ産の輸出が停滞しており、その影響が本格的に現れる10月以降はさらに大幅に価格が上げる見通しです。そんな中、国産小麦に注目が集まっており、政府も生産者への交付金支給など支援に力を入れますが、気候条件などで安定生産は難しく、作付け面積はほぼ横ばいの状況で、増産に向けた課題は多いのが実情です。(12版から3面)